内容説明
日本の鉄道現役鉄道路線全路線ルビつき全駅収録。線路に刻まれたヒストリー。戦後からの路線網を地図に表示。廃線約750路線。日本の発展を支えた鉄道の役割を、地図を辿りながら読み解く。
目次
北海道
東北
関東
中部
関西
中国・四国
九州
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
69
マップル全国版に有名所の鉄道廃線跡を記入したもの。まさに「地図帳」以外の何物でもないが、巻頭に「なぜ、廃線が生まれたのか?」とズバリとあったりする。陸運の王者と言う時代から、乗客や荷主に見放されたり、エネルギー革命と言う、国策によって必要なくなったり、顧客の戸口まで運んでくれる宅配便に負けたりと言った所が大きな理由であろう。本書には林鉄や専用線、軍用線などが全て網羅されているわけではない。それでも、消えていったもの、滅び去ったものの大きさに心を打たれる。2022/01/20
山猫
13
買っちゃった😁(ただし、一年以上熟成させておいたが。)オイラも好きだよな🤣🤣🤣ご家庭に旅好きやテツがいる場合、一冊買っておかれることをお勧めします。2024/02/09
山猫
9
南九州の旅から戻って、確認。「やっぱり、あれは鉄道跡だったか」とわかるのが、嬉しいような寂しいような。2024/05/25
ろべると
9
昭文社の全国地図に鉄道路線と駅を書き込んだものだが、廃止になった路線も書きこまれているのがミソだ。しかも明治の頃の路線まで詳細を極めている。昨今の廃線跡探訪ブーム?ゆえかも知れないが、資料的に貴重である。特に北海道・東北で炭鉱や林業のために山あいの谷の隅々まで、実に多くの鉄道が敷かれていたことに驚かされる(旅客を取り扱っていたのは一部かも知れないが)。私も1980年代の国鉄の大量廃線前に少しは乗車する機会があったが、これを見ると往時の日本全国の産業の繁栄と、それに対する現在の地方の衰勢を感じざるを得ない。2024/05/22
barcarola
7
ようやく手に入った(笑)。以前は地方ごとの分冊となっていたのだが、1冊にまとまって地方をまたぐ際の面倒臭さが無くなったのが嬉しい。2021/04/04