内容説明
大陸の東縁にあった列島がなぜ今、この地にあるのか?太古より大地に刻まれた各地の絶景の正体にも迫る!
目次
序章 地球の誕生と生命の萌芽(微惑星衝突から原始地球へ;地球の内部構造と地磁気の形成;生命の萌芽とラン藻類の登場;カンブリア大爆発の行方)
第1章 超大陸や日本列島を生んだプレート運動(ウェゲナーの大陸移動説;プレートテクトニクスの成立;プレート境界で起こる大地震;ホットスポットで形成される火山;プルームテクトニクスの登場;日本列島の基盤岩と地質構造;日本列島を形づくった付加体;プレートが沈み込む海溝と火山)
第2章 日本海拡大と列島形成(大地が裂けて大陸から分断!;日本海の拡大と島弧の形成;フォッサマグナ形成の謎;紀伊半島で起きた超巨大噴火;本州へ衝突した丹沢と伊豆)
第3章 日本列島の名所・絶景の地学(奇跡が生んだ糸魚川のヒスイ;平尾台のカルスト台地;南洋からきた金生山の石灰岩;銚子半島をぐるりジオ巡り;長瀞の結晶片岩や岩畳の秘密;恐竜王国・福井が誕生したわけ;神居古潭渓谷の変成岩;水辺を恐竜が歩いていた瀬林;日本最大の断層・中央構造線;フタバスズキリュウ化石の正体;中川町の独特な巻きのアンモナイト;猪崎鼻のフルートキャスト;火山噴出物からできた大谷石;花崗岩マグマの島・屋久島;アポイ岳の奇跡のカンラン石;1周で地学が学べる城ヶ島;柱状節理からなる清津峡;北上しながら大きくなった琵琶湖;プレート運動で隆起した四国山地;諏訪盆地と諏訪湖の成り立ち;火山活動の中心が移動した蔵王火山;地磁気逆転を刻むチバニアン;活火山・箱根火山の形成史;巨大カルデラを体感できる阿蘇山;日本最高峰の富士山の成り立ち;大きな起伏が特徴の鳥取砂丘;南九州に広がるシラス台地;活発な火山活動で誕生した十和田湖;茨城の巨大湖・霞ヶ浦の誕生;多島海の松島とリアス海岸の謎;洞爺湖南岸に現れた昭和新山)
著者等紹介
高橋典嗣[タカハシノリツグ]
東京都生まれ。武蔵野大学教育学部・大学院教育学研究科特任教授。明星大学、神奈川工科大学、電気通信大学非常勤講師。千葉大学大学院博士後期課程で公共研究を専攻。太陽コロナ、地球接近小惑星、スペースデブリなど、地球を取り巻く宇宙環境と理科教育の研究に取り組んでいる。日本スペースガード協会元理事長。日本学術会議天文学国際共同観測専門委員、日本学術観測団団長(ザンビア皆既日食)、学校科目「地学」関連学会協議会議長、天文教育普及研究会副会長、いわき天体観測所理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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