内容説明
出雲大社からみた古代日本。出岳地帯を駆け抜ける鉄道。訪れる人を魅了する名勝や食文化。島根の魅力を徹底解剖!
目次
1 地図で読み解く島根の大地(山地と海に挟まれた地形と気候からわかる島根の姿;山陰地方と呼ばれるのは島根と鳥取だけ? ほか)
2 島根を駆ける充実の交通網(島根にあるさまざまな街道 銀の道、うなぎ街道、鯖街道;朝廷との情報伝達に使われた官道 古代山陰道のルートとは? ほか)
3 島根の歴史を深読み!(神話から島根の成り立ちを知ろう ヤツカミズオミツヌの国引きって?;出雲の四隅突出型墳丘墓と加茂岩倉遺跡から出土した39の銅鐸 ほか)
4 島根で育まれた産業や文化(相撲発祥の地として伝わる出雲 野見宿禰の出身地はどこ?;神の湯、美人の湯、美肌の湯 島根県にある名湯の数々 ほか)
一見の価値あり!島根県にある世界一、日本一、日本初
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
20
島根県の地図から地形、歴史、果ては産業・文化を読み解いて紹介している本。銀山街道は識っていたけど、出雲街道に鯖街道、うなぎ街道?距離と費用を考えると……そうしてまで運ぶほど島根の海産物は値がつくのか。一番驚いたのは″幻の鉄道遺産″今福線。名前(計画倒れ…)は聞いたことあったけど、15㎞程度の区間に遺されているトンネル・アーチ橋(4連・5連)・橋梁・橋脚・橋台の数が半端ない。じっくり見学したいな。これも初めて知った″山陰のモン・サン・ミッシェル″と合わせて。2024/05/01
エリカパパ
2
今年の修了論文では、島根(出雲と石見)が主役の時代を振り返っている。本書は地図から島根を読み解くもので、出雲と石見の骨格が地形と歴史を通して見えてくる。論点のポイント整理に役立ちそうだ。2023/07/18