出版社内容情報
頻発する金融危機の解明に挑む、金融不安定性分析のフロンティア。所得分配、政策の有効性、開放経済など応用的な議論を展開。
序 章
第I部 基礎理論篇
第1章 マクロ経済学の基本モデルにおける諸議論
第2章 ポスト・ケインズ派金融不安定性分析の射程と可能性
第3章 ポスト・ケインズ派金融不安定性分析の展開と展望
第4章 負債荷重,確信,金融の不安定性および循環
第5章 「長期」と「短期」のマクロ経済モデルと金融の不安定性
第II部 応用篇
第6章 寡占経済における金融の不安定性,循環および所得分配
第7章 Profit Sharing,停滞レジームと金融の不安定性
第8章 負債荷重,金融資産,および金融の不安定性
第9章 低インフレ下におけるバブル経済
第10章 金融構造,金融の不安定性,およびインフレ・ターゲット
第11章 ミンスキー的循環,不安定性,および逆循環的財政政策
第12章 金融の不安定性と政策金融の役割
第13章 開放体系における金融の不安定性
第14章 金融危機と金融恐慌:再論
二宮 健史郎[ニノミヤ ケンシロウ]
著・文・その他
内容説明
頻発する金融危機の解明に挑む、金融不安定性のマクロ経済分析のフロンティア。現代経済学の諸潮流との関係を示しつつ、所得分配と金融不安定性、財政・金融政策の有効性、開放経済の金融不安定性といった現実的かつ応用的な議論を展開する。
目次
第1部 基礎理論篇(マクロ経済学の基本モデルにおける諸議論;ポスト・ケインズ派金融不安定性分析の射程と可能性;ポスト・ケインズ派金融不安定性分析の展開と展望;負債荷重、確信、金融の不安定性、および循環;「長期」と「短期」のマクロ経済モデルと金融の不安定性)
第2部 応用篇(寡占経済における金融の不安定性、循環、および所得分配;Profit Sharing、停滞レジームと金融の不安定性;負債荷重、金融資産、および金融の不安定性;低インフレ下におけるバブル経済;金融構造、金融の不安定性、およびインフレ・ターゲット)
著者等紹介
二宮健史郎[ニノミヤケンシロウ]
滋賀大学経済学部教授、博士(経済学)神戸大学。1967年大分県大分市に生まれる。1995年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。滋賀大学経済学部助手。同講師、助教授を経て、2006年滋賀大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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