猫の耳に甘い唄を

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396636722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

売れないミステリー作家の冷泉彰成は、弟子の久高享に創作テクニックを仕込みながら、執筆を続ける日々を送っていた。そんな折、冷泉の元に二通の手紙が届く。一通は女性からのファンレター、もう一通はファンレターのようではあるものの、「殺人と云う名の粛清を献上する」と書かれた怪文書だった。不気味ながらも悪趣味な悪戯だろうと捨て置くが数日後、今度は殺人事件捜査中の刑事が訪ねてきた。被害者の女性は半年前に冷泉にファンレターを送っており、殺害当日は冷泉と会う予定だと周囲に語っていたという。まったく身に覚えのない冷泉は潔白を訴え、一旦は事なきを得た。だが、再び殺人事件が発生。被害者はまたもや冷泉のファンだった。そして冷泉宛てにまたしても不気味なファンレターが――。

内容説明

売れないミステリー作家の冷泉彰成は、弟子の久高享に創作テクニックを仕込みながら、執筆を続ける日々を送っていた。そんな折、冷泉の元に二通の手紙が届く。一通は女性からのファンレター、もう一通はファンレターのようではあるものの、「殺人と云う名の粛清を献上する」と書かれた怪文書だった。不気味ながらも悪趣味な悪戯だろうと捨て置くが数日後、今度は殺人事件捜査中の刑事が訪ねてきた。被害者の女性は半年前に冷泉にファンレターを送っており、殺害当日は冷泉と会う予定だと周囲に語っていたという。まったく身に覚えのない冷泉は潔白を訴え、一旦は事なきを得た。だが、再び殺人事件が発生。被害者はまたもや冷泉のファンだった。そして冷泉宛てにまたしても不気味なファンレターが―。

著者等紹介

倉知淳[クラチジュン]
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。94年『日曜の夜は出たくない』でデビュー。97年『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。2001年『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

167
何とも評価に困る本だ。前書きにある通り「犯人の書いた文書」であり「ある点を執拗に隠して」おり「根本的な部分が嘘」なのは本当で、叙述による錯誤トリックの巧みさは見事といえる。しかし最後の最後で、真面目に読んできた読者がバカを見る仕掛けが炸裂するのだから始末に負えない。昔バカミスのあまりのくだらなさに呆れて離れただけに、まだこんなアホをする作家がいるのかと思ってしまう。しかし、そのラストがなければ「堅実だが程々に面白い本」にとどまったのも事実。トランプのように従来の常識をぶち壊す破壊者の時代にふさわしいかも。2025/02/10

雪紫

76
おのれ帯!帯のあおりで色々メタ読みして察したじゃないか!はさておき、一気読み的サスペンスとしては読みやすいし、入りやすい。ラストが◯◯みたいだな、と思ったらちゃんと言及してるし(笑)。でも最後の最後まである意味ミステリ作家としてのフェアプレイの業を描いた作品(220ページ11行目で明かされたとこ、気になってたけどそうだったのか)。・・・冷泉、著作多いし、初版止まりなだけでわりとウケがいいのでは(ボツにしたのに編集さんが他作家の愚痴相手として選んでる辺り)?2025/02/10

花ママ

70
倉知さんという名前は知っていましたが、初読み。 ヒグチさんの装画でミステリーって、珍しいなぁと。売れてない四流ミステリー作家冷泉と弟子の久高。冒頭に「犯人の書いた文書」が登場すると示唆し、「ある重大な事実を隠蔽しつつ」その文章を書いているとか、意味深な言葉に惑わされながら最後まで。読了してみれば、こういうことだったのねという感じ。思わなくもなかったなぁ。ただ、この冷泉と久高さんの体格は全く想像できてなかった。ここに一番驚いた。2025/03/02

オーウェン

67
倉知さんでこのタイトルだからてっきり猫丸先輩の話かと思ったら、全然関係ないミステリ。 売れないミステリ作家の冷泉と、その弟子である久高。 2人を軸にして展開する。 ある日冷泉に届いた熱烈なファンレター。 だがその本人が殺され、刑事が冷泉に疑いの目を。 冒頭の犯人の騙しがあるという文だが、まあ予想は付く終わり方ではある。 どちらとも取れる騙しではあるが、むしろ犯人の特徴の方が面白い。 最後のページで笑わせてもらった。2025/02/21

アーちゃん

60
2024年発行、書下ろし。帯のない図書館本だったためか、まっさらな状態で読み始めてすらすらと読了。売れないミステリ作家の冷泉彰成と弟子の久高亨によるミステリ談義から始まる会話劇と思いきや、冷泉にファンレターをくれた女性が殺され、怪文書が届き、更に殺された別の女性ファンと届いた怪文書。途中出てくる刑事コンビにどこかで読んだかなと思ったけれど今回初出の人達でした。どうせなら乙姫警部と鈴木刑事を登場させても良かったかも。内容は確かに二転三転、自虐的な作家を描く倉知さんは好みなので面白かった。2025/03/16

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