アーモンド

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アーモンド

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  • サイズ 46判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396635688
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。

著者等紹介

ソンウォンピョン[ソンウォンピョン]
1979年、ソウル生まれ。西江大学校で社会学と哲学を学ぶ。韓国映画アカデミー映画科で映画演出を専攻。2001年、第6回『シネ21』映画評論賞受賞。2006年、「瞬間を信じます」で第3回科学技術創作文芸のシナリオシノプシス部門を受賞。「人間的に情の通じない人間」、「あなたの意味」など多数の短編映画の脚本、演出を手掛ける。2016年、初の長編小説『アーモンド』で第10回チャンビ青少年文学賞を受賞して彗星のごとく登場(2017年刊行)、多くの読者から熱狂的な支持を受けた。2017年、長編小説『三十の反撃』で第5回済州4・3平和文学賞を受賞。現在、映画監督、シナリオ作家、小説家として、幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

815
読み終わってため息が漏れる。静かな余韻に包まれるのだ。もっとも、主人公の「僕」(語り手でもある)は、アレキシサイミア(失感情症)との設定であり、しかも最初に非日常的と言ってよい体験をし、ゴニもまた特異な過去を持っているなど、小説の全体がかなり特殊な条件下に置かれている。それだけに幾分かの通俗性を免れないが、それでもエンターテインメント小説にはならずに、文学としてのアイデンティティとリアリティを十分に持っている。また、当然といえば当然なのかもしれないが、あらためて現在の日韓の社会と文化の近接性を思う。 2022/12/11

starbro

718
2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位ということで、読みました。不幸のテンコ盛り&連鎖、アレキシサイミア(失感情症)の少年の青春成長譚、感涙の秀作でした。失感情症だからこそ、ユンジュは生き延びたのかも知れません。2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位&韓国ベストセラーも納得、本屋大賞の本選でも上位の作品ではないでしょうか? https://www.shodensha.co.jp/almond/2020/06/08

青乃108号

512
生まれつき、脳内の【アーモンド】扁桃体の異常により一切の感情を抱く事ができない少年の物語。表紙イラストの少年の無表情な顔が本の全て。読み終わった俺の顔も同じようになってしまって。珍しい題材に心をひかれて読み始めたが、思った程の深いものは得られず。ただ毛色の少し違った青春小説ぐらいにしか思えなかった。この程度のものが【本屋大賞翻訳小説部門第1位】だなんて。他に選ぶ本はなかったのかしらん。2022/05/20

まちゃ

351
2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位。表紙の無表情な少年のイラストが印象的な一冊。生まれつき扁桃体(アーモンド)が小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生ソン・ユンジェと、幼少期に親とはぐれて不良少年となったユン・イス(通称ゴニ)。二人の怪物と呼ばれた少年の成長物語。走ることが好きな少女イ・ドラとユンジェとの関係も微笑ましいものでした。ユンジェの視線を通して、淡々とした文調で描かれる「共感」と「愛」についての問いが、あたたかい余韻を残す物語でした。絵本を読んだような読後感。2020/08/24

うっちー

339
何か『走れメロス』連想してしまいました2021/01/15

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