深淵の覇者

数多 久遠【著】

祥伝社（2015/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 340p／高さ 19cm
• 商品コード 9784396634858
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

元幹部自衛官の著者が放つ一級軍事サスペンス『黎明の笛』に続く第2弾!
これはただのフィクションではない。警告の書だ!

史上最速の潜水艦vs姿を消す新鋭潜水艦
最先端技術と知謀を駆使した沈黙の戦い――
圧倒的リアリティで迫る興奮の海中バトル!
これはただのフィクションではない。警告の書だ――!
元幹部自衛官の著者が放つ一級軍事サスペンス!

傑作ミリタリー・サスペンス『黎明の笛』に続く第2弾!
尖閣諸島に中国駆逐艦「石家荘」が接近、日本政府は海上自衛隊護衛艦「あきづき」を派遣した。中国国内の政治情勢悪化にともない、両国の情報戦が激化している矢先のことだった。一方、新型ソナー兵器開発に携わる海自技官木村美奏乃は、五年前に潜水艦事故で亡くなった婚約者の死の謎を追っていた。やがて、「あきづき」が魚釣島近海で消息を絶ち、緊迫する東シナ海へ、わが国初の女性首相御厨は、新型ソナー兵器を搭載した潜水艦「こくりゅう」投入を決定。木村も乗艦することになったが……。緊迫する日中関係はどうなるのか。婚約者の命を奪った事故の真相とは? 沖縄トラフの海中を舞台に、最先端技術と頭脳を駆使した熾烈な戦いを圧倒的迫力で描いたミリタリー・サスペンスの傑作!

【著者紹介】
航空自衛隊在職中から小説を書き始める。退官後、ネットで第一作「日本海クライシス2012」を発表。2014年、アマゾンから個人出版した電子書籍『黎明の笛』を大幅改稿パワーアップして単行本デビュー、リアルな冒険小説の書き手として注目を集める。

内容説明

尖閣諸島に中国駆逐艦「石家荘」が接近、日本政府は海上自衛隊護衛艦「あきづき」を派遣した。中国国内の政治情勢悪化にともない、両国の情報戦が激化している矢先のことだった。一方、新型ソナー兵器開発に携わる海自技官木村美奏乃は、五年前に潜水艦事故で亡くなった婚約者の死の謎を追っていた。やがて、「あきづき」が魚釣島近海で消息を絶ち、緊迫する東シナ海へ、わが国初の女性首相御厨は、新型ソナー兵器を搭載した潜水艦「こくりゅう」投入を決定。木村も乗艦することになったが…。緊迫する日中関係はどうなるのか。婚約者の命を奪った事故の真相とは？沖縄トラフの海中を舞台に、最先端技術と頭脳を駆使した熾烈な戦いを圧倒的迫力で描いたミリタリー・サスペンスの傑作！

著者等紹介

数多久遠［アマタクオン］
航空自衛隊在職中から小説を書き始める。退官後、ネットで第一作「日本海クライシス２０１２」を発表。２０１４年、アマゾンから個人出版した電子書籍『黎明の笛』を大幅改稿パワーアップして単行本デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まぁにぃ]

中国vs日本、海の覇権をかけた静かで熱い戦い。　婚約者の死に不信を感じた美奏乃技官、真相を追及してたどり着いた先は。　ラストの紙一重の攻防にドキドキ。　日本の首相にこのぐらいの決断力を期待する

2019/08/04

[キリン]

面白かった！海中の戦闘だけに息が詰まり、ハラハラドキドキ。いいねー。

2018/03/13

[外道皇帝]

尖閣諸島に進出した中国海軍をめぐって自衛隊の最新鋭潜水艦と中国の秘密新型潜水艦の戦い。日本は超ステルスで中国は超スピードでそれぞれ優位を得ようとする。過去の潜水艦同士の衝突事故からの因縁もあったりするが、やはり単純に魚雷戦と互いの読みあいが素晴らしい。

2016/01/08

[takachan]

やっぱり潜水艦物は面白いね。新技術の詳細もそれっぽくて良い。しかしROLEXのサブマリーナにクロノグラフはないはず。(P299)

2016/12/18

[おのちん]

★★★★☆:序章では登場人物の名前が覚えにくく読みづらい感じだったが、中盤以降は手に汗握るシーンが多く一気読み。過去の遺物が発想を変えることで最強の兵器になるというアイディアが良かった。あと艦長のしぶとさも。

2021/09/12