内容説明
何かを追い求め、何かに追い立てられるような、めまぐるしい日々。そうまでして新しい文学を目指して、遂に成功したのだろうか。徹底して反市民的な、破滅的な生活からしか傑作は生まれないのか。―タブーを突き破って駆け抜け、永遠の青春文学を紡いだ魂の軌跡。
目次
第1部 ザ・タウン・アンド・ザ・シティ(奇妙で憂鬱なローウェル;ブルックリンとマンハッタン;コロンビア大学;海は我が兄弟;仲間たち;一一五丁目;オゾンパーク)
第2部 オン・ザ・ロード(ビートジェネレーション;ニール・キャサディ;路上(オン・ザ・ロード)
西海岸(ウエストコースト)
メキシコ
タンジールからパリまで
一〇年間の無名時代)
第3部 ヴァニティ・オブ・デュルーズ(ケルアック・ブーム到来;ビッグ・サー;女たち;デュルーズの虚栄)
著者等紹介
ビュアン,イヴ[ビュアン,イヴ][Buin,Yves]
精神科医、作家
井上大輔[イノウエダイスケ]
語学コンサルタント、翻訳者。早稲田大学英文学専修卒業後、同大学大学院仏文専修に進学。現在、上智大学外国語学部大学院で言語学と英語教育を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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