ものがわかるということ

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ものがわかるということ

  • 養老 孟司【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396617639
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

考えても答えは出ません。
それでも考え続けます。

自分を自由にしてくれる
養老流ものの見方、考え方。

「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。
じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、
「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)

学ぶことは「わかる」の基礎になる
考えることが自分を育てる

ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。
養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについて
ずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。
養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、
脳と心の関係、意識の捉え方について解説した一冊。

八十歳の半ばを超えるまで、私は自然と呼ばれる世界を理解したかった。
若いときから、そのままでいるだけですね。
トガリネズミもゾウムシも容易に「わかる」相手ではないと思います。
本当にわかるとすれば、共鳴しかないでしょうね。
今でもそう思います。(「あとがき」より)

内容説明

考えても答えは出ません。それでも考え続けます。自分を自由にしてくれる養老流ものの見方、考え方。

目次

第1章 ものがわかるということ(代数がわからない;他者の心を理解する ほか)
第2章 「自分がわかる」のウソ(脳から考える「わかる」ということ;頭の中のさまざまな世界 ほか)
第3章 世間や他人とどうつき合うか(理解しなくても衝突しない方法;すべてが意味に直結する情報化社会 ほか)
第4章 常識やデータを疑ってみる(脳化社会は違うことを嫌う;数字が事実に置き換えられる情報化社会 ほか)
第5章 自然の中で育つ、自然と共鳴する(都市化が進み、頭中心の社会になった;自然とつき合う知恵とは ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。1962年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年、東京大学医学部教授退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞受賞。2003年、毎日出版文化特別賞を受賞した『バカの壁』(新潮新書)は450万部を超えるベストセラーに。大の虫好きとして知られ、現在も昆虫採集・標本作成を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

119
読み進めるうち、何度も何度も「そうそう、そうですよね。同感です。」と。ここ数年、一番、馴染めない言葉が「わかりました」という言葉。そのたびに、そうなのかなあ~と思ってしまう。殆どが、わかったつもりでいて、大いなる勘違いであることや、できていないことが多い。実体験、身体を使うこと・・・これ以上のことはないというのが持論。ジブリパークの番組を見た時に「徹底的にリアル、実体験に拘る」という言葉があったのと同じ。そして、共感ではなく共鳴というのが、なるほどと唸った。共鳴は頭ではなく、五感(身体)が伴うのだ。2023/05/16

あすなろ

105
養老先生のものがわかるとはどういう事かを拡げて書かれた著書。これが年始早々から良き本に当たったと嬉しくなる内容だったのである。対象は誰もが納得し読めると思うが、特に僕の様な社会人であり、子育てをしている者にはそれこそ先生が仰る通り、腑に落ちる内容多数であり、付箋が一杯付いたのである。分かるという事は、頭の入力から体への出力が必要。そこに人間と動物の違いやコンピュータと人間の違い。加えて社会的テーマや子育てテーマ等入り込み、縦横無尽に論を述べられる。自然に触れ合う事の重要性も説かれる。2025/01/06

tamami

77
結局、養老先生は同じことを言われているんだなと、「わかった」。「現実も人間も変わり続けていく中で、情報だけは変わらない」これを本書に置き換えると、自分という人間は変わっていくが、養老先生が記す内容=情報は変わらないということ。「知るとは自分が変わること」『唯脳論』は正直不明だったけれど、以来「脳」への関心を持ち続けてきた。「子どもという「かけがえのない未来」」自然なものの大切さ。等々、先生が様々な著書で言われてきたことが、本書では分かり易い喩えを使いながらすっきりとまとめられている。養老先生、ありがとう。2023/04/13

ムーミン

72
まさに感覚で、身体で分かろう、いや共鳴しようと受け止めていくと、何か心地よさを感じる本でした。2024/04/08

おせきはん

56
仕事をしていると頭でっかちになって「ああすれば、こうなる」と考えがちですが、相手を「わかる」(共鳴する)寛容さ、余白をもって、自分自身も変わりながら未来と向き合う感覚も大切だと反省しました。2023/10/09

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