内容説明
本能寺の変は、「勝者=秀吉」によって作り換えられた歴史である。大河ドラマでは絶対に描けない「真実」とは?信長が死の前日に強行した「茶会」、光秀の不自然な行動を記録した公家の日記。…すべてはあの男の巧緻な計略だった。
目次
第1章 本能寺の変にはなぜ誤謬が多いのか
第2章 死の前日、信長が本能寺でしたかったこととは何か
第3章 さまざまな記録から浮かび上がる「矛盾」とは何か
第4章 「秀吉の陰謀」とは何か
第5章 「秀吉の陰謀」はいかにして展開していったか
第6章 光秀はなぜここまで杜撰な行動をとったのか
第7章 信長と光秀は本当に仲が悪かったのか
第8章 「四国政策原因説」とは何か?
著者等紹介
井上慶雪[イノウエケイセツ]
茶道・歴史研究家。1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業後、株式会社電通に入社。1978年、井上デザイン事務所設立。拈華菴茶道文化研究会主宰。茶の湯文化学会会員。明智光秀公顕彰会会員。茶道の研究から「本能寺の変」の真相を描き、斯界に衝撃を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
17
読み物としては面白いですが、根拠はほとんどありません。だから歴史の本を読むのをやめられないのだろうなと思いました。2023/12/23
LIBRA
7
〜は、無かったという発想が素晴らしいと思った。私達は、直ぐに何でも信じてしまうが、歴史上の有名な戦いが無かったと想定していく事が、また、新しい発見になると思った。2023/03/01
くに1973
1
長年読み続けている本能寺の変関連図書。 ページ数が多いものの、 さして深掘する訳でもなく、 延々と自説を展開し、 若干間延びしている感は否めない。 再読はないかな。2021/07/11