出版社内容情報
こども論語と算盤
守屋淳[モリヤジュン]
著・文・その他
内容説明
『論語と算盤』は、りっぱな仕事をし、人から信頼され、尊敬される人生を送る人の生き方とはどんなものかを学ぶことができる本です。
目次
第1章 お金の話ってしないほうがいいの?―お金・立身出世編(お金持ちになりたい!どうしたらいい?;「国を強くする」には、どうしたらいいの? ほか)
第2章 生きていくのって大変?―処世術・道徳編(将来、活躍する人になるには?;争いごとってよくないこと? ほか)
第3章 勉強はなぜしなくちゃいけないの?―目標・勉強編(勉強って退屈じゃない?;志の決め方って? ほか)
第4章 つらいときにはどこに気をつけたらいい?―運・逆境編(解決できない問題があるんだけど…;調子に乗って失敗しちゃった… ほか)
著者等紹介
守屋淳[モリヤアツシ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大手書店勤務後、中国古典の研究に携わる。雑誌連載、講演などを数多く行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
57
日本資本主義の父 渋沢栄一氏の著書を子ども向きに要約。ちくま新書版の「論語と算盤」も読みました。児童書であるこちらの方が端的な内容(Q&A方式)で作られているので、実際のところ大人にも良いと思います。小学高学年向きだと思いますが、中低学年でも読書レベルの高い子ならいけると思います。お札の顔になる話題の時期ですから、興味を持ってくれるのではないでしょうか。2019/09/25
p.ntsk
53
渋沢栄一さんの思想をまとめた『論語と算盤』を子ども向けに表した本。見やすい構成でシンプルにまとめてあります。漢字には読み仮名もふってあって小学校高学年くらいなら読めるかなと思います。Q&A形式で端的に書かれていて解説や該当箇所の原典からの抜粋もあります。子どもにはおススメの本です。易しい言葉で書かれているけど内容は高度なので大人が読んでもいい内容だと思います。 2021/04/10
Natsuki
40
職場の上司におすすめされた、渋沢栄一『論語と算盤』。原書はハードルが高そうだったので、まずはこどもにも読めるよう分かりやすく編まれた本書を読んでみました。『論語と算盤』って、別次元の話だと思っていたかも。むしろそれを両の手にのせた上で、バランスをとる必要があるのだと目からウロコでした。人が社会をつくり、国をつくり、世界を成すのだとしたら、その根本である人のベースに何をもつかは、言わずもがなとても重要だ。今の世の中、自利の為に動く人のいかに多いことか。未来を担うこどもたちにも、未来を渡す大人にも必要な1冊。2025/02/02
♡ま か ろ ん ✽.。
30
渋沢栄一さんが話したことが本になっているお話。「お金の話ってしないほうがいいの?」、「生きていくのって大変?」、「勉強はなぜしなくちゃいけないの?」、「つらい時にはどこに気をつけたらいい?」という4つの章に分かれている。章に分かれているから1つしか章がないよりこういう事について書かれているんだな。と分かり読みやすかった。2022/04/23
こふみ
23
心に留めておくべき沢山の言葉に出会えました。手元に置いて子どもと一緒に時々読み返したいです。2022/09/01