内容説明
ジョンソン=キャプランが提起した「レレバンス・ロスト」論争とは、いったい何であったのか。フランス管理会計をコアに据えた国際比較研究を通して、いま、その意味を問う。
目次
ブッカンのマネジメント・コントロール論を基礎に
第1部 管理会計からマネジメント・コントロールへ(フランスにおける管理会計の生成とその意味;原価企画へのフランス管理会計からのアプローチ;フランス管理会計における活動基準会計の役割とその意味―管理会計の2つのルーツとその統合をめぐって;フランス付加価値単位(UVA)手法の構造とその歴史的意義―活動基準原価計算(ABC)との比較の視点から
タブロー・ド・ボール(TDB)とバランスド・スコアカード(BSC)
フランス管理会計の特徴とその発展の方向―管理会計研究の課題
『プラン・コンタブル・ジェネラル』からの分析会計の排除とその意義―フランス分析会計とは何だったのか)
第2部 マネジメント・コントロールからガバナンス・コントロールへ(コントロールのパラドックス的特性と管理会計;内部統制を介したマネジメント・コントロール論へのガバナンス概念の包摂―ガバナンス・コントロールの構想)
管理会計・コントロールの基本原理と発展の行方
著者等紹介
大下丈平[オオシタジョウヘイ]
九州大学大学院経済学研究院教授。1954年大分県生まれ。1978年九州大学経済学部卒業。1980年九州大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1982年九州大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。佐賀大学経済学部専任講師、助教授、九州大学経済学部助教授を経て、1992年パリ第九大学西欧財務管理研究センター(CREFIGE)客員研究員(~1993年)。1997年博士(経済学)九州大学。1998年九州大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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