内容説明
平成30年と目される「上皇」への退位。幼少期から皇太子時代を経て今日に至るまでそのご発言に滲み出る本当の“胸の裡”とは―
目次
第1章 象徴(「象徴とは何か」という問い;「生前退位」の衝撃 ほか)
第2章 祈り(被災地でのお姿;「祈り」の形 ほか)
第3章 平和(8月15日のお言葉;「戦争の無い時を知らないで育ちました」 ほか)
第4章 世界(“皇室外交”と国際親善と;中国ご訪問とデリケートな問題 ほか)
第5章 孤独と幸福(天皇家に生じた“家族問題”;「皇太子の話を理解できない」 ほか)
著者等紹介
近重幸哉[チカシゲユキヤ]
皇室ジャーナリスト。1961年広島県生まれ。88年に『女性自身』(光文社)記者となり、皇室取材を担当する。2017年2月28日から3月6日までの天皇皇后両陛下のベトナムご訪問にも同行。テレビのコメンテーターとしても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
3
自分の立場がわかっているからこそ、軽はずみな言動は出来ない。多くの人から注目され、敬意を払われることを当然と思わずにそれに見合うように行動する。それをずっと心がけているからこそ、一層の敬意を払われる。素晴らしいことだが、それはずっと重荷を背負い続けることでもあるため、いつまでもやり続ける事は困難である。2017/07/21
SK
1
285*皇室ジャーナリストが書いた本。終始敬語が用いられており、中立的な書き方ではない。「こうして紡ぎだされたお言葉は優しさと愛しさに溢れ、気品と美しさに満ち、そのまま陛下に寄せられるお気持ちとなって表現される」なんて文章は、読んでいるこちらが恥ずかしくて赤面する。2017/09/09