出版社内容情報
謎の「ヤマダ曲馬団」を追え!
幕末の開港とともに、いち早く海外に出た日本人サーカス芸人たちは、世界各国で活躍した。
とくに1910(明治43)年、ロシアに渡ったヤマダサーカス一座が、ショッキングな「ハラキリ」芸を披露して、ロシアのみならずヨーロッパ中の観客を魅了していた。
ヤマダサーカスには「イシヤマ」、「タカシマ」、「シマダ」という名の芸人たちが参加し、日本古来の伝統芸を披露して大人気を博した。
しかし、そんな彼らの前にはロシア革命という20世紀最大の事変が待ち受けていたのだ――。
本書は、歴史に翻弄された3人の足跡をたどりながら、当時海外で最も有名だった日本人一座「ヤマダサーカス」の全貌に迫る、歴史探究ドキュメンタリーである。
【著者紹介】
大島幹雄(おおしま・みきお)1953年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部露文科卒業。サーカス・プロモーター。アフタークラウディカンパニー(ACC)勤務。海外からサーカスや道化師を招聘し、日本でプロデュースしている。石巻若宮丸漂流民の会事務局長、早稲田大学非常勤講師。著書に『サーカスは私の<大学>だった』(こぶし書房)『満洲浪漫―長谷川濬が見た夢』(藤原書店)など多数。
内容説明
幕末の開港とともにいち早く海外に出た日本人サーカス芸人たちは、世界各国で活躍した。とくに1910(明治43)年、ロシアに渡ったヤマダサーカス一座が、ショッキングな「ハラキリ」芸を披露して、ロシアのみならずヨーロッパ中の観客を魅了していた。ヤマダサーカスには「イシヤマ」、「タカシマ」、「シマダ」という名の芸人たちが参加し、日本古来の伝統芸を披露して大人気を博した。しかし、そんな彼らの前にはロシア革命という20世紀最大の事変が待ち受けていた―。歴史に翻弄された3人の足跡をたどりながら、当時海外で最も有名だった日本人一座「ヤマダサーカス」の全貌に迫る。
目次
第1章 日露戦争前のロシアに渡ったサーカス芸人(なぜ彼らは海を渡ったのか;ロシアで好評を博した日本人たち)
第2章 追跡、謎のヤマダサーカス(戦慄のハラキリショー;山根ハルコのロシア放浪記;極東サーカス―サーカスがつないだ日本とロシア;帰ってきたイシヤマ;ジャグラー、タカシマ伝説;戦争とサーカス)
第3章 サーカスと革命(山根ハルコの悲劇;アヴァンギャルドとタカシマ;イルクーツクのドクター・シマダ)
第4章 粛清されたサーカス芸人(ヤマサキキヨシの運命;ナロフォミンスクからの手紙;パントシ・シマダの秘密;究極のバランス芸)
著者等紹介
大島幹雄[オオシマミキオ]
1953年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部露文科卒業。サーカス・プロモーター。アフタークラウディカンパニー(ACC)勤務。海外からサーカスや道化師を招聘し、日本でプロデュースしている。石巻若宮丸漂流民の会事務局長、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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