内容説明
「間」の取り方、あがらないスピーチ、説得力、好感度、「空気」の読み方―ミスターNHKと呼ばれた男が明かす話し方の知恵。
目次
1章 初めて会った人の心を30秒でつかむ
2章 「安定」と「非安定」―NHK的な面白さ、民放的な面白さ
3章 「感じがいい」と言われる「よい印象」のつくり方
4章 周囲を引き立てれば自分も引き立つ
5章 「間」の取り方一つで「言葉力」は変わる
6章 聞く技術、伝える工夫―「何を」と「いかに」の話し方
7章 「後味」のよい人には「存在感」がある
著者等紹介
宮本隆治[ミヤモトリュウジ]
アナウンサー。1950年、福岡県北九州市生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒業後、1973年にNHK入局。帯広放送局をふりだしに、京都、福岡、東京の各地で勤務する。『おはようジャーナル』『ひるのプレゼント』『サンデースポーツタイム』『NHK歌謡コンサート』『思い出のメロディー』『NHKのど自慢』など多くの番組を担当し、1995年から2000年まで6年連続で『紅白歌合戦』の総合司会を務める。2007年4月、エグゼクティブアナウンサー職(局長級)を最後にNHKを定年退職。フリーランスとして『週刊オリラジ経済白書』『モクスペ』(いずれも日本テレビ系)などに出演、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mimm
5
仕事の役に立つかな?と思ったらほとんど自分の経験を並べるエッセイでした。しかももっと上の年代向け…。ちょこっと得るものもあったけど、主にファンの方が読んだら嬉しい一冊なんだろうなぁ…。2012/03/02
Humbaba
5
良い結果をだそうと思ったら,ただ漫然と行うだけでは駄目である.しっかりと入念な準備をしておくことで.初めて良い結果を出せる.準備をしても予定通り行かない事は多々ある.その時には,上手くフォローを入れられるようにするのも準備の一つである.2010/12/13
Humbaba
4
相手に信頼されるようになるためには、常に緊急事態が起こった時のことを考えて、臨機応変に対応できるよう準備しておくべきである。それらが使われることは少ないかもしれないが、だからこそ有効に機能したときの高価は大きい2010/02/19
村越操
3
元NHKアナウンサー。テレビの印象どおり、人柄がにじみ出ている文章で非常に好感がもてました。<参考になった点>「最高の武器は、やはり笑顔」「ちょっと口角をあげ、まぶたに力が入らないようにする、歯は見せない―自然な笑顔はこれで作れます」「誰しもいいところの一つや二つはあるもの。それを見つけて褒める」「3メートル離れたお母さんに向かって、『お母さん、新聞とって!」と言ってみてください。それがあなたの理想の声、理想の発声です」「自分が聞かれたら、この質問に答えられるか?と自分に問うことが場の空気を読む第一歩」2012/07/05
みなと
3
失礼ながらNHK時代の印象はあまりないのですが、正しい文章で書かれたものを読むスッキリ感を久しぶりに味わった思いです。(「おられる」は誤用だと思いますが。)地道な努力を重ねていらっしゃる姿勢は尊敬です。「言葉は刃になる」感情的になっている時ほど忘れがちだけど、大切な真理ですね。2010/09/07