出版社内容情報
「トルシエの横で日本語で怒鳴っている外人は誰だ?」
そう思った人は、是非この本を読んで欲しい。彼こそ真の国際人だ。
村上 龍
伊丹十三監督の映画『タンポポ』を愛し、三年前、映画雑誌の編集者として来日、トルシエ監督の片腕としても活躍。
真の国際人たるフランス人青年が初めて語る、日本の国際化と世界の将来、そしてサッカーのこと
「トルシエの横で日本語で怒鳴っている外人は誰だ?」
多くの日本人がそう思ったのではないだろうか。
そう思った人は、是非この本を読んで欲しい。
彼の名はフローラン・ダバディー。真の国際人だ。
イチローや中田、それにカルロス・ゴーンやフィリップ・トルシエ、そしてフローラン・ダバディーのような人々が将来的に飛躍的に増えていくこと。
それが本当の日本の構造改革だとわたしは思う。
村上 龍
(祥伝社販売課相沢オススメの一冊)
シンプルな比較文化論ですが、なにより面白かったのは、フランス人が身分や人種でいまだに差別的だというさまざまなエピソード。
懐かしいところで25年前に読んだ五木寛之のエッセイを思い出した。
曰く…アメリカの白人は黒人を嫌って差別するからまだいい。
フランスの白人は黒人を笑顔で連れ歩くが、まるでペットの動物のように区別する。つまり、人間として見ていない。
別のささやかなエピソード。
ダバディ氏にサイン会に行った際、交わした会話。
私「トルシェ監督が史上最高の監督って本当?」
ダ「な、なんでそんなこと聞くの?…」(サインしながらも声がひっくり返っている)
私「いや、本にダバディさんの考える史上最高ベストイレブンが載ってて、監督がトルシェさんだったから」
ダ「あぁ~……(と、素っ頓狂な高音で頷いてしばし沈黙後)。いや、いい監督よ、ホントに。うん、いい監督」
どうやら、最高ではないが、本当にいいとは認めている模様。
感想・レビュー
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