祥伝社文庫<br> ヒポクラテスの悲嘆

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ヒポクラテスの悲嘆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396352189
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

現代日本で連続するミイラ化遺体
相次いで見つかる餓死した遺体。
浮かび上がった共通点は“引きこもり”。
浦和医大法医学教室の光崎教授が暴き出す、家族の闇とは?
死体には真実だけが残る――
法医学ミステリー第5弾

浦和医大法医学教室にミイラ化遺体が運び込まれた。約三か月で四体目。県警の古手川刑事の調べによれば、亡くなったのは両親と暮らしていた40歳の独身女性。大学受験に失敗して以来20年以上引きこもり、70代の両親が更生を試るも、果てに絶食、餓死に至ったのだという。だが法医学教室の光崎藤次郎教授は、空っぽのはずの胃から意外なものを見つけ出し……。


【目次】

内容説明

浦和医大法医学教室にミイラ化遺体が運び込まれた。約三か月で四体目。県警の古手川刑事の調べによれば、亡くなったのは両親と暮らしていた40歳の独身女性。大学受験に失敗して以来20年以上引きこもり、70代の両親が更生を試るも、果てに絶食、餓死に至ったのだという。だが法医学教室の光崎藤次郎教授は、空っぽのはずの胃から意外なものを見つけ出し…。『ヒポクラテスの誓い』シリーズ第5弾。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第八回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。幅広いジャンルを手がけ、斬新な視点と衝撃的な展開で多くの読者の支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

venturingbeyond

23
ヒポクラテスシリーズ第5弾。本作は、シリーズの中ではそれほどミステリーとしての完成度や面白さが高いものとは言えないが、デフレ下でのロスジェネ世代の長期化する引きこもり問題を高齢化する保護者との関係性を中心に、(老々介護問題も中に一篇挟みつつ)その閉塞した生活のもたらす悲劇を各エピソードで描き出した連作短編として、過去作同様、すっと読み終えました。事件の背後にある引きこもりの手による無差別殺人の被害者遺族の悪意、煮詰まった関係性の中で子を父を兄を手にかける鬱屈とした当事者の感情が読みどころの作品です。2026/10/24

nami1022

11
大好きなシリーズ、引き篭もりや介護かテーマ。ロスジェネ、氷河期世代にスポットが当てられていたけど、私自身も近い世代で少しだけ思うところはありました。世代による運の良い悪いはあるけど、結局は本人の自己責任と思いますけどね。古手川も似たような世代のはず。 今回は真琴よりも古手川が主人公してましたね。光崎教授の出番が少なめだったけど、毎シリーズこんな感じでしたっけ。短編一つ一つだけでも面白かったけど、やはり最後には連作ならではの黒幕がどんでん返し的に用意されていました。2026/10/18

KDS

8
今回のテーマは引きこもりとその家族。章タイトルが「7040」や「8050」などのように全て四桁の数字になっているが、これは親の年齢とその子供の年齢を示したもの。中年になっても自立できず年老いた親の庇護の元で引きこもる、俗に言う子供部屋おじさん・おばさんと呼ばれる者と死期の迫る親達との関係を表す現代社会の問題の一つだ。そしてそれは親が子を、子が親を殺すという悲劇に発展して…?一見単純明快に思えた事件の真相を光崎教授のメスが暴き出す!さらに別々の事件の様相を呈する五つの話がある人物の存在により繋がるのが圧巻!2026/10/19

やま

6
シリーズ5作目。短編集。引きこもり、老々介護など重たいテーマで考えさせられる内容でした。光崎教授の出番は少なめで、古手川を中心に物語が進み読み応えがありました。最後の黒幕の存在を忘れてました。2026/10/19

ブランノワール

5
とても考えさせられました。好きなシリーズです2026/10/19

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