出版社内容情報
なぜ義経は死に、頼朝は生きたのか?
見届けるは鎌倉一の武者梶原景時
ドラマ「グラスハート」で話題の若木未生が描く源平合戦!
義経の首級は美酒に浸され、櫃に封じこめられているのだった。(ぶざまではないか。みじめではないか)景時の胸にこみあげるものは、不思議な怒りであった(本文より)。鎌倉幕府一の実力者となるも、ほどなく謀叛者として追われ、義経を讒言した悪役とされた梶原景時に光を当て、頼朝と義経の新たな姿を描く歴史小説。決起前夜の頼朝を僧文覚が訪う「なにもせぬ」収録。
【目次】
内容説明
義経の首級は美酒に浸され、櫃に封じこめられているのだった。(ぶざまではないか。みじめではないか)景時の胸にこみあげるものは、不思議な怒りであった。鎌倉一の実力者となるも、ほどなく謀叛者として追われ、義経を讒言した悪役とされた梶原景時に光を当て、頼朝と義経の新たな姿を描く歴史小説。決起前夜の頼朝を僧文覚が訪う「なにもせぬ」収録。
著者等紹介
若木未生[ワカギミオ]
1968年生まれ。早稲田大学文学部日本史専修出身。89年、大学在学中にコバルト・ノベル大賞佳作入選。同年、《ハイスクール・オーラバスター》シリーズの第一作『天使はうまく踊れない』でデビュー。同シリーズの他、2025年ネットフリックスで世界独占配信ドラマ化された《グラスハート》などで、コバルト文庫の第一線に立ち続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
23
峻烈の人頼朝と戦の申し子義経。なぜ兄は弟を拒絶したのか。13人衆一の洞察力に優れた実力者・梶原景時の視点で頼朝と義経の関係を描く歴史小説。頼朝と景時の邂逅と、頼朝をフォローして積み重ねていく2人の信頼関係。義経の天才的な武才と愛を渇望するがゆえの歪さや、頼朝の冷静で一途な意志、景時の文武両道の坂東武者としての葛藤を絡めながら、鎌倉の棟梁を巡る不安定な状況、木曽義仲や平家たちとの戦いを描く中で、ままならない立場の頼朝と兄に認められたい義経の関係を感じつつも、複雑な思いで眺めるしかなかった景時が印象的でした。2026/07/09




