出版社内容情報
幸せになりたいだけなのに
人殺しの父に愛されたかった娘、
都合のいい従順な女性経理、
一人息子の完璧な婚約者……
「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」の著者が描く
驚愕の愛憎劇。
未発表作含む10編を収録。
狂おしいほどの情愛を描くサスペンス集
この絵を私は知っている――矢沢澪は偶然入った美術館で、とある抽象画を前に奇妙な感覚に襲われる。蘇るのは、20年前に亡くなった父と館山で過ごした幼い日の記憶。調べるうち、作者も同時期に館山にいたことが分かり、澪は一つの疑問に辿り着く。「彼もあれを見たのだろうか?」一枚の絵が導く父の死の真相とは(「見てはいけない」)。愛と憎しみ渦巻く珠玉の全10編。
【目次】
内容説明
この絵を私は知っている―矢沢澪は偶然入った美術館で、とある抽象画を前に奇妙な感覚に襲われる。蘇るのは、二十年前に亡くなった父と館山で過ごした幼い日の記憶。調べるうち、作者も同時期に館山にいたことが分かり、澪は一つの疑問に辿り着く。「彼もあれを見たのだろうか?」一枚の絵が導く父の死の真相とは(「見てはいけない」)。愛と憎しみ渦巻く珠玉の全十編。
著者等紹介
山口恵以子[ヤマグチエイコ]
1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。プロットライターとして活動後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』でデビュー。2013年、『月下上海』で第二十回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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