出版社内容情報
「奴にはまだ見込みがあるぜ……」
二親からも世間からも捨てられ、皆に嫌われる乱暴者の捨吉。
彼を信じて目をかけた栄三郎は、意外な男との縁を取り次ぐ。
シリーズ累計90万部突破!
「仕立屋お竜」「居酒屋お夏」の著者が贈る、人情時代劇の名作
「手前を信じやがれ!」居酒屋〝そめじ〟で栄三郎が叱責した相手は、人呼んで〝山犬の捨吉〟。金貸しの下で取立てをする乱暴者だ。誰にも好かれぬ男と栄三の意外な組み合わせに周囲の客たちは眉をひそめるが、栄三は捨吉の目に無垢な光が宿っているのを見逃さなかった。二親に捨てられ世間から見放された若者に再起の機会を与えるべく、栄三は〝ある男〟と引き合わせる。
内容説明
「手前を信じやがれ!」居酒屋“そめじ”で栄三郎が叱責した相手は、人呼んで“山犬の捨吉”。金貸しの下で取立てをする乱暴者だ。誰にも好かれぬ男と栄三の意外な組み合わせに周囲の客たちは眉をひそめるが、栄三は捨吉の目に無垢な光が宿っているのを見逃さなかった。二親に捨てられ世間から見放された若者に再起の機会を与えるべく、栄三は“ある男”と引き合わせる。
著者等紹介
岡本さとる[オカモトサトル]
1961年大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九〇周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に『浪華騒擾記』が入選。以後、演劇制作や舞台の脚本、『水戸黄門』等のテレビ脚本を数多く手掛けた。2010年、『取次屋栄三』(祥伝社文庫)でデビュー以来、二〇巻の大人気シリーズとなる。滋味深い人物描写にファンは多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。