出版社内容情報
「それって好きよりすごいことかも」
時を経た再会。
凪いでゆく心。
惹かれあうふたりの、
普遍の愛の物語。
「小柳のためならいつでも死んでやる」 14歳の夏、仲間優司の放った言葉を小柳美帆が忘れることはなかった。 20年後、エリート新聞記者との結婚を控えた美帆は、地元福岡で優司と偶然再会する。婚約者の裏切りと母への不信に苦しむ美帆は、優司のそばでかつてない安らぎを覚え、ある願いを抱く。だが背中に龍の刺青のある優司には、語られぬ壮絶な過去があって……。
『心に龍をちりばめて』改題作品
内容説明
「小柳のためならいつでも死んでやる」十四歳の夏、仲間優司の放った言葉を小柳美帆が忘れることはなかった。二十年後、エリート新聞記者との結婚を控えた美帆は、地元福岡で優司と偶然再会する。婚約者の裏切りと母への不信に苦しむ美帆は、優司のそばでかつてない安らぎを覚え、ある願いを抱く。だが背中に龍の刺青のある優司には、語られぬ壮絶な過去があって…。
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第二二回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』(小社刊)で第一四二回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
時代
11
激しいんだけれど、なんだかわかるんだよなぁ。非常に良かったなぁ。何故だかわからんのだが◎2024/09/24
てったん
4
先日、母から聞いた話と同じことが297ページに書かれていて、驚きました。人生とか家族とか、愛とか、運命とかいろいろなことを考えさせられる小説でしたが、『心に龍をちりばめて』を改題したこの書名が、やはり本書の内容、人として大切なものを一番表していていいのかな?と思いました。 シンプルですがこの改題書名にした白石さん、編集者さんは、素晴らしいと思います。 妻にもぜひ読んで欲しい1冊です。2024/10/03
かずぺん
3
人は納得する生き方が大切なんだと実感します。ハッピーエンドで良かったです。2024/09/30
🕊🩰
3
この子も自分の意志で自分の力だけで生まれてくるのだろうか。それならば、私が思い悩む必要などどこにもないのではないか。通りすがりの人間のように、ただこの世界への道案内さえすれば、それでいいのだから2024/09/15
ぼび
2
6/52024/08/31