祥伝社文庫<br> さんかく

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さんかく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396350147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「おいしいね」を分かち合える、そんな人に出会ってしまった――
直木賞作家が描く、三角関係未満の揺れる女、男、女の物語。

「入念な下ごしらえがなされた滋味深いおばんざいをいただいた。そんな後味の残る小説だ」阿川佐和子

恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて……。
揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。

内容説明

恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて…。揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で第二一回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作で第三七回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第二〇回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第一六八回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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えみ

56
美味しいねって一緒に食事をすること、それはもう究極の愛情表現だと思うけれど…違いますか?其々の想いと決断は決してマイナスのものではない。これが幸せの結果だと結論が出たはずなのに、前向きなこだわりが切なくなる。大人だから拗れる。好きとか嫌いの他にも一緒にいられる理由があればきっともっと違うカタチでずっと一緒に心地よい関係でいられた「さんかく」の関係。おむすびをキュッとむすぶように各々にとっての存在価値を結んでほしかった。シンプルなおむすびさえ美味しいねって笑い合えたら準備された場所が違うだけで、愛だと思う。2023/11/23

エドワード

51
厨房資材の営業マン・伊東和弘と、大学で動物学専攻の中野華は恋人同士だ。先輩のデザイナー・高村夕香と再会した和弘は、彼女の京都の町屋に住むことになる。華には「先輩の高村さんと同居だよ」とだけ告げる。二人の間には愛も恋もない。風情のある料理の数々だけが二人をつなぐ。つくづく男女の関係も変わったと感じる。昭和では絶対ありえない設定、昭和の男と女は、愛と性と無関係ではいられない。華が偶然、高村が女性であることを知り痴話喧嘩になるが、サラリとスマートだ。さすが令和の恋!京都の四季がさりげなく描かれ、読み心地は爽快。2024/01/07

よっち

38
食の趣味が合うかつての先輩からから同居を勧められた。ただそれだけなのに、どうしても彼女にそのことを打ち明けられない。揺れ動く三角関係未満の繊細な関係を描いた物語。恋はもういらないと京都にやってきたデザイナーの夕香。かつて彼女の職場でバイトをしていた正和と偶然再会して、たびたび食事を共にするうちに、何となく夕香の暮らす京町家で同居することになった二人。恋愛っぽい要素は何もないのに、なぜか恋人の大学院生・華に打ち明けられない正和が妙にリアルでしたけど、考えすぎるとむしろ身動き取れなくなるのかもしれないですね。2023/11/06

mayu

32
異性として恋い焦がれているわけでもない、互いを深く知る訳でもないし、あまり知ろうともしない。でも食の趣味は合う男女。同居を提案する高村さんも、彼女がいるのに高村さんに甘えようとする伊東君も彼氏よりも解剖を優先したい華も、三人の男女それぞれが足りない物を埋めようとしてたんだろうなぁ。皆それぞれに自分の気持ちに正直なのだろうけど、良いとこ取りな伊東君の事は最後までズルいと思う。そして出てくる料理がとにかく美味しそうで、空腹では絶対読んではいけない!!千早さんの食べ物愛も感じられる一冊。2023/10/19

まさ

27
ひらがなの「さんかく」は三角関係とはニュアンスが異なる。3人の日々と料理とが相まりながら話は進む。結末はその道もあるだろうと捉えて読了でした。それぞれの"変"も自身が考え悩むからこそ感じるものなのだろう。一方で、登場する料理はマネしたくなるものが続々と。同じ趣向、それが食だととてつもないつながりを感じてしまうのもよくわかる。生々しさの表現は千早さんらしさですね。2025/03/09

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