祥伝社文庫<br> さんかく

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祥伝社文庫
さんかく

  • 千早 茜【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 祥伝社(2023/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396350147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「おいしいね」を分かち合える、そんな人に出会ってしまった――
直木賞作家が描く、三角関係未満の揺れる女、男、女の物語。

「入念な下ごしらえがなされた滋味深いおばんざいをいただいた。そんな後味の残る小説だ」阿川佐和子

恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて……。
揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。

内容説明

恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて…。揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で第二一回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作で第三七回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第二〇回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第一六八回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さてさて

169
この作品は、そのほとんどが3人のやり取りと心の動きを追う物語であり、思った以上に濃厚な人間関係が読者に迫ってきます。特に登場人物たちの心の動きは鮮やかなまでに伝わってもきます。しかし、一方でそれは決してドロドロとした三角関係を描く物語にはなりえません。書名に綴られる「さんかく」という、どこか軽やかな響きが織りなす物語があくまで描かれていきます。そんな物語が見せる結末、そこには「さんかく」という軽やかな響きが読者の中にも残る、それでいて長編小説を読んだ感のある不思議な読後感が後を引く物語が描かれていました。2025/07/17

えみ

57
美味しいねって一緒に食事をすること、それはもう究極の愛情表現だと思うけれど…違いますか?其々の想いと決断は決してマイナスのものではない。これが幸せの結果だと結論が出たはずなのに、前向きなこだわりが切なくなる。大人だから拗れる。好きとか嫌いの他にも一緒にいられる理由があればきっともっと違うカタチでずっと一緒に心地よい関係でいられた「さんかく」の関係。おむすびをキュッとむすぶように各々にとっての存在価値を結んでほしかった。シンプルなおむすびさえ美味しいねって笑い合えたら準備された場所が違うだけで、愛だと思う。2023/11/23

エドワード

56
厨房資材の営業マン・伊東和弘と、大学で動物学専攻の中野華は恋人同士だ。先輩のデザイナー・高村夕香と再会した和弘は、彼女の京都の町屋に住むことになる。華には「先輩の高村さんと同居だよ」とだけ告げる。二人の間には愛も恋もない。風情のある料理の数々だけが二人をつなぐ。つくづく男女の関係も変わったと感じる。昭和では絶対ありえない設定、昭和の男と女は、愛と性と無関係ではいられない。華が偶然、高村が女性であることを知り痴話喧嘩になるが、サラリとスマートだ。さすが令和の恋!京都の四季がさりげなく描かれ、読み心地は爽快。2024/01/07

はっせー

55
「相手を想って作ったご飯は薬になる」本書は三角関係未満の3人の男女の視点で描かれる小説!見所の1つとしてあげられるのは、食べ物の描写。本当に美味しそうな書き方+匂いの描写が上手すぎる!読んでいるそばからお腹空いてしまった😂古民家で1人暮らしをするデザイナー夕香。かつて夕香と同じバイト先だった正和。正和の恋人で、研究一筋の華。偶然夕香と正和が京都で再会。そして夕香が正和のご飯を作ることに…不倫などのドロドロな小説というより、触ったら割れてしまうようなあやうい関係性で食べ物を通して、再生が起きるような感じ!2025/07/25

よっち

39
食の趣味が合うかつての先輩からから同居を勧められた。ただそれだけなのに、どうしても彼女にそのことを打ち明けられない。揺れ動く三角関係未満の繊細な関係を描いた物語。恋はもういらないと京都にやってきたデザイナーの夕香。かつて彼女の職場でバイトをしていた正和と偶然再会して、たびたび食事を共にするうちに、何となく夕香の暮らす京町家で同居することになった二人。恋愛っぽい要素は何もないのに、なぜか恋人の大学院生・華に打ち明けられない正和が妙にリアルでしたけど、考えすぎるとむしろ身動き取れなくなるのかもしれないですね。2023/11/06

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