出版社内容情報
「おいしいね」を分かち合える、そんな人に出会ってしまった――
直木賞作家が描く、三角関係未満の揺れる女、男、女の物語。
「入念な下ごしらえがなされた滋味深いおばんざいをいただいた。そんな後味の残る小説だ」阿川佐和子
恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて……。
揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。
内容説明
恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて…。揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。
著者等紹介
千早茜[チハヤアカネ]
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で第二一回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作で第三七回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第二〇回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第一六八回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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