祥伝社文庫<br> 夜の向こうの蛹たち

個数:

祥伝社文庫
夜の向こうの蛹たち

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月22日 13時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396350123
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

二人の小説家と一人の秘書。
三人の女性たちの、心理サスペンス。
才能と容姿が生む嫉妬と猜疑心。
そして、わたしは「わたし」を見失う。

小説家の織部妙は、美人と評判の新人作家橋本さなぎの処女作に嫉妬と興味を感じていた。才能、美貌、あるいは不思議なペンネームのせいか。だが、妙はある文学賞のパーティーで対面したさなぎに、違和感を覚える。面前のさなぎが小説の彼女とはあまりにも違うのだ。むしろ、彼女の秘書初芝祐に妙は魅かれ、近づいていく。やがて、違和感がある疑惑へと変わっていき……。

内容説明

小説家の織部妙は、美人と評判の新人作家橋本さなぎの処女作に嫉妬と興味を感じていた。才能、美貌、あるいは不思議なペンネームのせいか。だが、妙はある文学賞のパーティーで対面したさなぎに、違和感を覚える。面前のさなぎが小説の彼女とはあまりにも違うのだ。むしろ、彼女の秘書初芝祐に妙は魅かれ、近づいていく。やがて、違和感がある疑惑へと変わっていき…。

著者等紹介

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年、大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。93年、『凍える島』で第四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年に『サクリファイス』で第十回大藪春彦賞を受賞。19年『スーツケースの半分は』(小社刊)で第十三回エキナカ書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

39
小説家・織部妙は、美人で評判の新人小説家・橋本さなぎの処女作に目を通し、思わず惹き込まれる。だがパーティーで彼女と会った時、ふと違和感を感じる。<作品と作者の雰囲気がちがう。>そして彼女の秘書・初芝祐にレズビアンである妙は魅かれていく。モデルのようなさなぎと、肉感的な祐。<祐はさなぎのゴーストライターだ。>妙の直感は疑惑となって二人から目が離せない。恋心、嫉妬、感情の渦巻きが上手く、眩暈がする。悲しいかな、女性はルッキズムから逃れることはできない。からまりあう心理のサスペンス、三者三様の未来に安堵する。2024/02/01

カブ

39
好きな近藤史恵氏の作品なので手に取る。美人小説家の織部妙と新人作家橋本なぎさ、その秘書初芝祐。三角関係のような不思議な3人がどうなるのか気になって面白かった。2023/11/28

mayu

32
『やさしいいきもの』という作品を描いた美人新人作家。実際著者に会った彼女は作品と作家との共通性が見つけられず違和感を感じて、その時に会った秘書に興味と好意を持って近づいていく。結末の読めない展開は面白く、読みやすくて一気読みだったけれど、ルッキズムや編集のSNSのくだりもメッセージ性があるのだろうけど、なんだか入ってこず。爽やかな読後感だけど、あんなに嫌だったはずなのにどうやって最後の結論に至ったのか気になったなぁ。先の気になるミステリーだけど、読み終わってみると恋愛小説だったのかなと思った一冊。2023/10/18

JKD

28
歪な共依存関係をもつ女性同士の恋愛三角関係。こういうのガールズラブって言うんですかね。繊細で複雑な気持ちが静かに交錯するなんとも言えない雰囲気が妖しさを醸し出していく。それにしても女性の心理は奥が深い。男は単純って言われるのも理解できるような気がします。2023/11/24

空のかなた

27
「カナリアは眠れない」が著者の作品を読んだ最初の本。人の心の機微をここまで鮮やかに、かつ密やかに描写できることに感銘を受けた。この作品はルッキズム、ビアンである自分とシスの相手のズレ、才能をもつものvs相手に媚びることでしか生きていけないものの微妙な共依存関係。主人公は自分とは正反対とも言える媚びることしか知らない女性性で生きてきた咲子に、反発を感じながらもまんまと罠にかかってしまう。最後まで真意が分からずミステリーのようにも感じた。「繭」「さなぎ」という比喩が素晴らしい。2024/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21608620
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品