出版社内容情報
祝!第5回 細谷正充賞 受賞
麻薬、銃、機関砲……無法地帯に跋扈する輩たち。
湾岸エリアは、もはや戦場だ!
凄まじき魔窟に一匹狼の刑事が降り立った!
通称〈犯罪特区〉は、東京、勝鬨橋より海側の一帯だ。その半島状の埋立地には、「首都圏直下型地震」により、倒壊寸前のビル、倉庫群が残されていた。復興もままならぬ街にはイリーガルな連中が集まり、犯罪の魔窟と化している。そこへ、米国から日系人捜査官が乗り込んできた。長野文四郎。彼には秘めた目的があった――撃って、撃って、撃ちまくるガン・アクションが炸裂。
内容説明
通称“犯罪特区”は、東京、勝鬨橋より海側の一帯だ。半島状の埋立地には、「首都圏直下型地震」により、倒壊寸前のビル、倉庫群が残されていた。復興もままならぬ街にはイリーガルな連中が集まり、犯罪の魔窟と化している。そこへ、米国から日系人捜査官が乗り込んできた。長野文四郎。彼には秘めた目的があった―撃って、撃って、撃ちまくるガン・アクションが炸裂。
著者等紹介
鷹樹烏介[タカギアスケ]
1966年、東京都生まれ。日本大学農獣医学部卒。『ガーディアン 新宿警察署特殊事案対策課』で第五回ネット小説大賞を受賞してデビュー。『銀狐は死なず』が第五回「書評家・細谷正充賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
52
今どき、暴力荒れ狂う無法地帯に凄腕のガンマンが現れる、みたいなお話を堂々と作り上げる姿勢が素晴らしい。「バイオレンスジャック」や「魔界都市〈新宿〉」みたいな仕掛けを使って東京に〈犯罪特区〉という魔窟を作り上げ、そこを舞台に物語は展開。銃撃や暴力が日常茶飯事の土地に、米国から日系人捜査官・長野文四郎がやってくる。荒々しい雰囲気が漂うが、全編ガンアクションしまくるか?というとそうでもない。ここぞ、というときに銃撃戦がある感じ。中盤以降は、潜入捜査ものの要素も強くなる。終盤のまとめ方からして、続編があるのかな。2022/11/05
Junichi Yamaguchi
21
『ベトナム人の猜疑心』… いやぁ、ドンパチ満載。 誰を信じていいのか分からなくなる展開にも満足。 次巻にも期待。。2023/01/05
たー
3
近未来的な設定の東京の湾岸エリア。犯罪特区と呼ばれるその地域は犯罪の巣窟と化していた。そして、その特区を管轄するのが第103分署。その分署の捜査はある意味なんでもありという、設定からザ・バイオレンスです。そして、そこにアメリカから乗り込んできたのは、日系人の長野文四郎。彼にはある目的があって…。 まぁ、設定から分かりやすく、話も読みやすいのであっという間の読了です。いくつかの謎もあり、その謎は次巻に続く感じで終わってるので、続きが出るのか?という引っ掛かりはありつつ、それなりに気にはなりますね。2023/06/11
れじい
2
再度潜入した後からのは淡々と進行していくが、それが帰返っていつどんでん返しがくるのかワクワクしながら読めた。 結末はむりくり結着をつけなかったと読むか続編狙いか?と読むかはあなた次第(笑) いや、これみよがしの伏線あったしねえ。 続編来るのかなぁ…2025/05/05
こいきんぐ
1
近い未来の日本の形?ようわからんくてあんまり面白くなかった。2025/04/20
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- 和書
- ヴイナスの城 集英社文庫