内容説明
十年前、北陸新幹線開発の功労者吉岡浩一郎が、東京青梅山中で殺された。容疑者すら浮かばぬ歳月の末、十津川警部はかすかな手掛かりを求めて上越妙高駅の完成式典に参列。戦時中、航空機の開発に当たり、戦後は国鉄に勤務、故郷新潟県柏崎で尊敬を集める吉岡に、殺される理由は皆無だった。だが、十津川が謎の軍用機写真を入手するや、捜査は意外な展開を見せた…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。数々の職業を経て、創作活動に。63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞など各賞を受賞。本書をはじめ、国民的名探偵十津川警部の活躍を描くシリーズでは、第四回吉川英治文庫賞を受賞した、日本を代表する推理作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aaboo
3
犯人は判明しなかったが面白かった。2022/12/13
dice-kn
3
北陸新幹線の中で・・とか、時刻表を使って・・とかを連想してましたがまったく違っていました。謎は解決されたようなしていないような・・? 鉄道が舞台だと思いこんでいたので(ある意味そうなのかもしれませんが)こんな展開なんだという意外さを楽しめました。2022/10/14
ミガーいち
2
いつもはおちゃらけているけど、真面目な話だった。星32025/05/26
kobayo
2
新幹線や駅にまつわるストーリーかと思っていたが違っていてラストも意外だった。2022/12/29
くまゆう
1
新潟旅行に行った時にこの本を見つけて、あらすじから新潟が舞台の本なのかな、と思って読み始めたら違った。2025/03/19
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