内容説明
“東楽観寺前交番”に赴任したばかりの宇田巡は、童顔だけどカンは超一流のお巡りさん。幼馴染みで副住職の行成と話していたところ、電柱の陰に隠れてこちらを窺う女子高生を見つける。あおいと名乗る彼女はマンガを描くため写真を撮りに来たのだ。即興“撮影会”の後、巡はベンチにそれまでなかった財布があるのを発見。調べるうち、彼女がある技を使ったと気づき…。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。2002年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第二十九回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
89
★★★☆☆23002【マイ・ディア・ポリスマン (小路幸也さん)k】シリーズ1発目!この作品、キャラが凄いんですよ。鋭い第六感の利く警官、相手の内心が読める坊主、瞬間芸か?と思ってしまうほどの掏摸テクニックを持つ女学生、特に意識しなくとも一度視野に入ったものは後から隅々まで鮮明に映像を引き出せる男などなどなどなど、びっくり能力を持った人達ばかりで当方もびっくり!登場人物毎に細かく目線チェンジしながら進行していくタイプの構成の本作品、第三弾まで入手したのでこれからどう展開していくかが楽しみです。2023/01/06
はつばあば
62
先程読んだアウトサイダー。同じ警察モノなのにこちらはほっこりする。交番勤務のオマワリさんと同級生の住職。そしてぴちぴちのお嬢さん二人。なんだか地域猫が徘徊して皆を癒してるような塩梅で楽しませていただきました(#^^#)。ここにも登場する戦争孤児たち、今きちんと軍事費拡大を抑えなければいずれ日本もまた戦火に巻き込まれて行くのじゃないでしょうか。戦争したけりゃ政治家の皆さんだけでやってください。庶民に迷惑かけないで下さい。そうそう原発の周りや盛り土の所に経済界・政治家の方がご家族でお住まいになられたらいいかも2023/01/28
カブ
35
楽しくて面白い。主人公は東楽観寺前交番の宇田巡というおまわりさん。幼馴染の副住職の行成と一緒に謎を解く。物語は登場人物それぞれの一人語りで進むので、だんだん辻褄があっていくのが面白い。それにしても、凄いことができる人っているもんだ。次作も読みたい。2023/01/18
み
34
さくさくと♪悪いヒトが出てこない安心して読める作品でした。ある種の特異な能力のある方々が困ってる方を幸せにしてくれるのですが、キャラが皆さんのキャラがイイです。あたしは、さくらさんイチオシです。2020/07/31
komorebi20
32
シリーズ1作目。生まれもっての悪人は、いないという性善説が貫かれている。犯罪を未然に防ぎ、皆が幸せになれて良かった。2組のカップルの誕生とこれからの進展が楽しみ😊2023/12/28
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