祥伝社文庫<br> 夫の骨

個数:
電子版価格
¥737
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

祥伝社文庫
夫の骨

  • 矢樹 純【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 祥伝社(2019/04発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 30pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月17日 05時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396345105
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昨年、夫の孝之が事故死した。まるで二年前に他界した義母佳子の魂の緒に搦め捕られたように。血縁のない母を「佳子さん」と呼び、他人行儀な態度を崩さなかった夫。その遺品を整理するうち、私は小さな桐箱の中に乳児の骨を見つける。夫の死は本当に事故だったのか、その骨は誰の子のものなのか。猜疑心に囚われた私は…(『夫の骨』)。家族の“軋み”を鋭く捉えた九編。

著者等紹介

矢樹純[ヤギジュン]
1976年、青森県生まれ。弘前大学卒業。第十回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

441
人間の多様な利己性を冷徹な恐怖で表現する9短編。全編を通して表現する対比は「金」と「生」だが、そのうち8編の主題は家族に置かれる。家族は血縁か共に生きた経験かを問いかける。特に、母親が抱く子供への愛アガペーを用いた不貞な恋愛関係の物語が印象に残る。家族との括りは何であるか、血縁をどこまで尊重すべきか、母のアガペーに血縁は不可欠か、などを軽快なサスペンスとして描写する。いずれも突然のどんでん返しが仕掛けられ、軽快な読書となった。やはり、家族であっても、人間は所詮自己の意識の中でしか生きられないのだろうか。2020/04/23

夢追人009

375
矢樹純さんの日本推理作家協会賞を受賞した家族をテーマにした全9編の傑作短編集ですよ。本書は表題作が最上の出来という事もなく読者の好みにより評価が分かれそうな全てが一級品の見事な作品ばかりですね。どんでん返しが本書の売りで、手掛かりを基に推理が可能かとは言えませんが常に読者の意表を突く予想外の結末が待っていて誰もが大満足で読み終えられるでしょうね。でも、それだけでなく家族の抱える問題が鋭く描かれていまして夫婦・姉妹・老人の痴呆という身近な題材にリアリティーがあり誰もが身につまされ明日は我が身と思うでしょう。2022/02/27

373
家族モノのイヤミス系の短編集。全作どんでん返しまではいかない気がするけれど、どれも途中に想像していたオチは全て外れだったので良く出来ていると思います。表題作が1番オチも凝っていたかな。夫婦間、家族間って何かしら騙しながら平常心を貫いているものかと少々不信感が湧いてきそうになりました。2019/11/02

しんたろー

281
矢樹純さん初読み。9話の短編集…亡夫が遺した幼子の骨に戸惑う未亡人、姉に劣等感を抱く妹の逆襲、娘の目を盗んで孫の窮地を救おうとする老婆、可愛い妹に嫉妬する姉の秘密、娘の受験と夫の不実に悩む主婦、隣の煩い犬を殺そうとする女管理人、失踪した養女の妹と実母の板挟みに悩む姉、シングルファザーが娘に頼まれた怪しい願い、借金を抱えた夫を殺そうとする主婦…どの話も家族への複雑な想いや疑惑を巧みに描き、最後に引っ繰り返す手法が効いていた。ゾッとする本音や切ない心情も上手いし、長編も読みたいと思わせる筆力高い作家さんだ。2019/09/20

美紀ちゃん

270
夫が亡くなり遺品を整理していたら、乳児と思われる骨が木箱の中に。 なぜ?どういうこと? 憶測してことと事実は異なり、驚愕した。 とても大きな衝撃があったが、文章は静かに語られる。 そこに迫力を感じた。 短編集で、9作品どれも、とても怖面白かった。2021/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13708346
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品