出版社内容情報
メアリと自然児ディゴンの手で生きかえった花園へ,車いすのコリンをつれていく日がきた。心の奇跡を描いた名作の新完訳版。 小学校高学年から
内容説明
メアリとディコンの手で生きかえった花園へ、車いすのコリンをつれてくる日がきた。花園のかもしだす魔法の中で三人の子どもたちの友情は深まり、楽しい秘密がふくらんでいき、花園や子どもたちとともに陰気だったお屋敷のなにもかもが、ひっそりと息を吹きかえしつつあった。そしてある日ついに…。人間の心の奇跡をみずみずしく描きあげる。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
8
子供の頃から何度も読んでいるお話。長じては「新潮文庫」のものを愛読書にしておりました。最近「光文社古典新訳文庫」から出版されていることを知り、読み比べて楽しみました。そして図書館でこの「偕成社文庫」版を見て表紙絵の美しさに惹かれて!この翻訳者の茅野美ど里さんの文章、とても読みやすくて良かったです。特にヨークシャー訛りの翻訳がスムーズでした。素敵な素敵なお話、孫に読んで欲しい一冊です。2018/04/05
るぅ
1
メアリとコリンのやり取りに笑う看護婦さんの気持ちわかる。食欲ないふりをするのが面白い。ラストはクレーベン氏のことだったので失速した感じだが、あの描写あってこその完結で綺麗にまとまってるから良いと思う。3人が大人になってからはどうなるのかな…と初めて考えた。この時代だし、ディコンは身分が違うから対等にはつきあえなくなるのかな…。2017/02/08
ピコ
1
素直に面白かった。これを読む前に「白い人びと」を友人に借りて、バーネットのコマドリと庭に関するエッセイを読んだところだったので、その辺も興味深かった。2013/09/07
Super mono color
0
ストーリーについてはまず読んでほしい。この本は訳文が日本人にも非常に読みやすい。特にヨークシャーなまりの訳文だ。よく「なまり」ってのは翻訳者が無駄に張り切っちゃって結局難解になって終わるんだけど、それがないのは好印象。子供向けのよい本だ。2017/05/16
もこもこ
0
生きる力がみなぎる本、子どもは自然の中で子ども達の中で大きく育っていくものなのですね。2015/08/06
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