内容説明
駿州沼里から妻を探しに江戸にやってきた湯瀬直之進は、用心棒を引き受けたことから気に入られ、小日向東古川町の口入屋・米田屋に出入りすることになる。主の光右衛門はなかなかの狸だが、憎めない男で、双子の娘おれんとおきくも、なにかと気を配ってくれる。こんどの仕事は元旗本の将棋の相手をすることだったが…。好評書き下ろし長編時代小説シリーズ第二弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
26
【図書館】シリーズ、第二弾! 大本となる謎は解けた、しかし、更なる謎が。 シリーズの走りとしては面白い、郷里に深い謎がありそう。 しかし、将棋の相手が・・・とは。 やっと見つかったお内儀との失踪の謎は「敵討ち」であった。 しかし、そんな大事な事を亭主に言わないかな、いろんな事情があったにせよ。 なにしろ、冒険は始まったばかり、ドンドン行こう。 なにせ四〇巻以上のシリーズだ。 先は長い。 2023/08/09
kanki
17
剣も強いが将棋も強い。ついに妻の江戸行きの理由判明。そんな理由なのか。何とも言えないな。2024/11/27
klu
9
御内儀に浮気?されても許し、助太刀までしてあげるつもりになるとは凄い・・・今の境遇に恵まれているからかな?2018/10/16
ごへいもち
8
次行こう2024/05/22
屋根裏部屋のふくろう🦉
8
直乃進の女房千勢が家出をしてきた理由がようやくわかるが、それでも釈然としない。また直乃進がなぜ木刀しか使わず、真剣を使わないのか。それは直乃進の背景と関係がありそうで、この先追い追い明らかにされて行く。暑い夏にはこういう読み物が気分を落ち着かせてくれる。2018/08/07