内容説明
灯火管制により、漆黒に包まれる夜の東京。しかし東京大空襲の直前、B29を招くかのような火災が起きていた!空襲警報も遅れ、被害は拡大。何らかの謀略が?罪無き人々の犠牲は誰が為に?それに気付いた者は次々と命を落とす。愛するひとを喪いながらも再び立ち上がり、昭和を生き抜いた信吉が、妹の愛した男伊吹と再会を果たした時、すべての謎が解き明かされる。ロングセラー『父からの手紙』の著者が贈る―東京大空襲を描いた傑作長編!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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