内容説明
山陰の小さな私鉄線ホームで、名誉駅長で元俳優の田宮始が、白昼、射殺された。被害者の制服から発見されたノンフィクションライター五十嵐昭の名刺には、一畑電車への強い悪意を示す言葉があった。だが、その五十嵐は四日前、すでに東京で殺害されていた!十津川班が島根県警の協力を得て二つの殺人捜査を進めると、やがて、意外な真相が浮上した…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。公務員生活の後、数々の職業を経て、創作活動に。63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2005年には、日本ミステリー文学大賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chantal(シャンタール)
78
行きの飛行機の中で半分以上読んでたのに、残りを読むのに時間がかかった・・全然本読む気力体力がなかった。我が父の故郷を走る一畑電車。普段は車だからあまり乗る機会はないんだけど、懐かしかったなあ。車窓の風景や駅の感じが思い出される。内容は大した事ないが、駅や空港の本屋さんや売店で、この手の本が沢山売られてるのが分かる気がする。移動の合間に、軽くサラッと読めるのがいいんだよね。2021/09/07
まご
9
十津川警部シリーズ。いいですね。昔、誰かが、赤川次郎の小説を評して「オレンジジュースのようだ。甘くて飲みやすいが、後には何も残らない。」と言ったのを思い出した。西村京太郎も、似ているなと。が、読み易く、面白ければ、それでいいのです。たまに、読みたくなるのであります。2019/02/23
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成31年 2月20日 初版。。。双葉文庫で読み済み2019/03/17
aaboo
2
老人ホームの理事長はどうなったのだろう。2020/02/09
もかすけ
2
渡瀬恒彦が亡くなって、もう4年かぁ、と思いながら読みました。同じ年に生まれた高橋英樹はまだまだ元気だし、内藤剛志の十津川はまだピンと来ない。ま、いいけど。。。2020/01/31