内容説明
十五年前、目の前で幼なじみの少女亜美は北の工作員に拉致された。声を上げることすら出来ず心に傷を負った少年は、警官となった―。猪狩誠人は新潟県警の新人巡査。自殺事案で鋭い観察眼を見せ、刑事として将来を嘱望されるように。しかし突然、異動辞令が下る。所属、経歴全てが秘匿される公安警察の闇の中で、誠人が目にするものとは?新警察シリーズ開幕。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
1941年生まれ。東京外国語大学卒。71年、『黒い龍』で作家デビュー。83年に『燃える波濤』で第一回日本冒険小説協会大賞・感謝感激大長編賞を受賞。85年に『雨はいつまで降り続く』で第九十三回直木賞候補、95年に『オサムの朝』で第十回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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JILLmama
34
新シリーズ始動‼︎ 新潟県警の交番→機動隊→捜一に異動!?→いきなり備局に辞令!→外事。 200P程度の文庫なのに目まぐるしく場面展開。 やっと本当の事件に踏み込むところで終了‼︎ これは面白いシリーズになりそうな予感。ワクワク。 早く次出てー。2020/02/09
茉莉花
6
幼なじみの少女を北の工作員に拉致され、心に傷を負った少年は警官となった-。猪狩誠人は新潟県警の新人巡査。刑事として将来を嘱望される中、異動辞令が下る。所属・経歴全てが秘匿される公安警察で誠人が目にするものとは?2020/09/22
Landgear
1
◯ICU. 拉致 県警、引き抜き2020/06/10
フランク
1
☆22020/06/07
ハニワ
0
初読み作家さん。 警察の話で展開が目まぐるしく、犯罪スリルから、同僚同士の恋愛や進路の相談のほっこり感から、組織のウチワ事情まで、いろんなシーンが楽しめる。そして、次回に続く的な終わり方!楽しめました。続編を早く呼んでみたいです! 2022/11/22