日本の国際政治学〈1〉学としての国際政治

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641010260
  • NDC分類 319
  • Cコード C3331

出版社内容情報

日本の国際政治研究においては,(1)国家中心と脱国家の間,(2)国際政治理論と地域研究の間,(3)国際政治理論と歴史研究の間で,潜在的に論争が行われてきた。本巻は,この三つの対立軸をふまえつつ,とりわけ理論的ないし方法論的志向の強い研究事例を提示する。

内容説明

世界の学問的展開をどのように受け止め、いかに新たな貢献をなすか。日本の国際政治研究においては、(1)国際政治学理論と歴史研究とりわけ外交史研究との間で、(2)国際政治学と地域研究との間で、(3)国家を中心とする国際政治研究と国家を超える政治研究との間で、「理論」と「実証」の関係を中心として、潜在的に論争が行われてきた。この三つの対立軸をふまえつつ、理論的ないし方法論的思向の強い研究事例を提示する。

目次

日本の国際政治学―「棲み分け」を超えて
国際政治理論―近代以後の歴史的展開
リアリズム―その日本的特徴
ネオリベラル制度論―国連安保理改革にみる可能性と限界
コンストラクティビズム―実証研究の方法論的課題
対外政策決定―「小泉外交」における政治過程
ジェンダー―フェミニスト国際関係論の発展と課題
安全保障―非対称型脅威の台頭
国際政治経済―戦後の展開と今後の課題
国際関係における文化―系譜とさまざまな視点
戦略的思考法―北東アジアにおける日本の制度戦略
シミュレーション―過激派ネットワークの形成