出版社内容情報
今井 絵美子[イマイエミコ]
内容説明
日々堂で代書をする戸田龍之介を、無二の友桜木小弥太の姉が訪ねてきた。突然の来訪に戸惑う龍之介に姉は弟の失踪を告げる。桜木家に婿入りした小弥太は三月前に赤児に恵まれたが、妻の不義の子との噂があった。懸命の捜索にも拘わらず行方は杳として知れないものの、桜木家の秘事が明らかに。やがて、己を貫く小弥太の真意を知った龍之介は―感涙の江戸情話。
著者等紹介
今井絵美子[イマイエミコ]
広島県生まれ。テレビプロデューサーなどを経て、98年「もぐら」で第一六回大阪女性文学賞佳作、2000年「母の背中」で北日本文学賞選奨、03年「小日向源伍の終わらない夏」で、第一〇回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞、15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーくん
6
日々堂で代書をする戸田龍之介を、無二の友桜木小弥太の姉が訪ねてきた。突然の来訪に戸惑う龍之介に姉は弟の失踪を告げる。桜木家に婿入りした小弥太は三月前に赤児に恵まれたが、妻の不義の子との噂があった。懸命の捜索にも拘わらず行方は杳として知れないものの、桜木家の秘事が明らかに。やがて、己を貫く小弥太の真意を知った龍之介は―感涙の江戸情話。 2019/02/28
Suzu
3
便り屋お葉シリーズ第10弾。前巻からだいぶ経って読んだので登場人物を忘れてる。でも所々でこれまでの経緯を書いててくれてるので思い出しながら読み進めた。おはまとおちょうの親子の微笑ましいやりとりから始まるが話は朝次のことや戸田龍之介の親友の小弥太の失踪など色々と大変なことが起こる。そして朝次のことも小弥太のことも哀しい結末を迎えることとなる。朝次の犬は結局どうなったのだろう?という疑問は残りつつも次巻を待つ。2017/08/24
snowflake
1
いかにも小弥太らしいといえばそうなのだが、友よ、俺は哀しい……。2021/07/17
onakagayowayowa
1
続きが読みたかった。何か残念です。
goodchoice
1
相変わらずのキレの良い会話でサクサク進む筋立てとなっている。でも少し大げさかな。2017/08/05