出版社内容情報
数多 久遠[アマタクオン]
内容説明
陸上自衛隊特殊作戦群の秋津陸佐率いる約四〇名が失踪。直後に「竹島を“奪還”した」と驚愕の宣言がなされる。緊張が走る自衛隊。はたして彼らの真の目的は?日本政府はどう動くのか?そんななか秋津の婚約者で空自幹部の倉橋日見子は、孤独な二四時間の戦いをはじめた…。元幹部自衛官の著者が、今そこにある日本の危機を描く、緊迫のエンターテインメント!
著者等紹介
数多久遠[アマタクオン]
航空自衛隊在職中から小説を書き始める。退官後、ネットで第一作「日本海クライシス2012」を発表。14年、アマゾンから個人出版した電子書籍『黎明の笛』を大幅改稿パワーアップして単行本デビュー、リアルな冒険小説の書き手として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
咖哩麺。
6
良い小説です。2023/06/06
takachan
5
この本に出てくる専門用語(軍事用語?)の7割以上説明無しに理解できるくらいの人であれば十分楽しめると思う。逆に専門用語に都度、説明があると冗長すぎて読みにくくなると思う。筋はさすがに毎日このようなことを頭の中でシミュレーションしていた元自衛隊員だから思いつくんだろうな、と思った。デビュー2作目?だからか固いところが多いけど十分に面白かった。関係者のその後の活躍を描く続編が楽しみ。kindleにて。2019/08/07
hsg
3
特戦群が秘密裏に竹島を奪還する事件を,航空総隊の幹部女性自衛官が解決するストーリー.元軍人の書くポリティカルスリラーは海外では多く私も好んで読んできていて,元自衛官のそういった作品はないかと探していて本作に行き着いたが,法制や設備・装備面双方が緻密に描かれている他,やはり実際に現場を経験した方ということで,隊内の人間や心情面の描写が生きたものであると思った.他の作品も今後読んでいく.2019/09/24
chaki
2
竹島の奪還がテーマではあるけれど、殆どが陸自の基地内でのやり取りで進んでいく。ニュースでも目にすることの多い竹島だけど、遠いところでの出来事のように思えてしまってるし、韓国に対しても実際何が進行中なのか全く判ってない。まさに平和ボケ状態。小説としては謎解き要素もあり、緊迫する場面もあり面白かったけれど、文字で読むだけではイメージできないことが多数。個人的には杉井が一番好き。2019/01/20
げんまん
1
アイデアは面白かったが、現場での描写は少なく、物足りない気がした。2019/03/06