出版社内容情報
菊地 秀行[キクチヒデユキ]
内容説明
“区外”のIT財閥二代目月島やしきが魔界都市“新宿”で姿を消した。捜索を依頼された人捜し屋秋せつらの前に、やしきの婚約者で絶世の美女滝王真奈と彼女の本当の婚約者を名乗る森童子識名が現われる。彼らは各々東北で覇を競った名家出身であり、“力”でせつらを排除し、自らやしきを捕まえるというのだが…。古から継がれる血の力と“新宿”の化身との戦いが始まる!
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒。82年『魔界都市“新宿”』で鮮烈なデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Porco
2
表紙の小畑健による、秋せつらのイラスト、確かに美形だがまだこれでも足りないのが恐ろしい、小畑健が再現できず悲嘆に暮れ自殺しない事を祈る(笑)。今回は異種婚をテーマにしていて、美人の蛇妖とそれから逃げ続ける男。そんな関係性か、最近某ソシャゲで一躍有名になった『安珍清姫伝説』の清姫を読んでる最中思い出す。最も清姫は、ただの少女が蛇に変じた事もあり、共通点としては美貌の蛇妖という点しかないのだが。今回は『魔界都市ブルース』シリーズによくある、ちょっとした切なさが欠けていたように思え、そこが残念。2016/07/31
arisaka
1
久しぶりに読んだ秋せつらシリーズだけど、なんだかスケールダウンしている気がして、少し残念。北の地の因習と魔界都市との戦いは、交わることなく、それぞれの方向に散っていくのか。小畑絵のせつらは美しいけど、やっぱりまだ馴染めないなあ。2016/10/07
jojoemon
0
久々に読んだ魔界都市ストーリーは良い意味で安心の内容で楽しめた。小畑氏のイラストも個人的にはお気に入りです。2016/12/01