内容説明
東京駅で乱射事件が発生。会長・新田暗殺に端を発した関東最大の暴力団『新和平連合』の内部抗争は、東京を大混乱に陥れた。新田を殺り、会長の座を狙ったのは会長代行・品田。反旗を翻したのは、新田の出身団体で、随一の武闘派『形勝会』を継いだ武田。老舗暴力団『大興会』会長・大伴の仲裁で漸く手打ちへ向かうと思われたその時、暴力団殲滅を目指す極秘チームが始動した…。
著者等紹介
阿木慎太郎[アギシンタロウ]
東京生まれ。1975年『愛と憎しみの宴』で文壇デビュー。以後、ロスアンゼルスに居を構え、アクション小説、ハードボイルドなど、リアリティに溢れるエンターテインメント作品の執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tamotsu Ookubo
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阿木慎太郎の「闇の警視」シリーズ第2章の一編。第1章では岡崎警視がヤクザ集団『和平連合』と戦う姿を描き、岡崎の死とともにシリーズは終了しましたが、岡崎の意思を継ぐ者たちが新和平連合に立ち向かう姿を描いているのが第2章で、岡崎の義弟である元公安刑事・神木が主人公となる。本作は「被弾」「照準」「弾痕」に次ぐ第2章の4作目にあたる。 前作「弾痕」で、新和平連合のトップであり象徴とも言える新田が収監中にヒットマンに襲われ、その傷が元で死亡する。企てたのはナンバーツーの品田。絶対的なトップを失った新和平連合はまと2020/07/11
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- 和書
- 権謀 〈下〉 文春文庫