内容説明
内藤新宿開宿以来の老舗磐栄屋が窮地に陥っていた。不当に立ち退きを命じられた挙句、主天外と跡取り息子が何者かに襲われたのだ。そんな最中、風のように一人の男が現われる。“算盤侍”唐木市兵衛である。つぶさに現状を調べた市兵衛は、新宿進出を狙う豪商と鳴瀬藩の陰謀と看破する。主の娘とともに店を救う秘策とは?時代小説に新たな風が吹く、大好評の第二弾。
著者等紹介
辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年、高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務、小説誌などの編集業務に携わる。その後、退社し執筆活動に専念。迫真の剣戟と江戸情緒溢れる人の絆を描き、評価が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
52
「風の市兵衛」シリーズ第2弾。これもNHKドラマで既観。今回の悪は土地の乗っ取りを企む呉服の大店。主人を殺してまで目的を果たそうとする敵に、風の刃が吹き抜ける!天外の漢に惚れる。2023/11/08
万葉語り
41
シリーズ2作目。これもドラマを見たあとだったので、向井理くんと筒井道隆さんに脳内変換して読んだ。天外の真っ直ぐな生き方が心に残る。市兵衛の強さが半端ない。続きも読もう。2018-1612018/08/18
ひさか
38
2010年7月祥伝社文庫刊。書下ろし。風の市兵衛シリーズ2作目。市兵衛の仕事先は、内藤新宿の呉服と太物を扱う老舗の商家。前回同様に、市兵衛の活躍が楽しい。2018/06/11
み
29
新宿がド田舎だったとは!(◎_◎;)ちっとも知らんかった。市兵衛さん格好イイ♪宿敵がこれからどうなるんでしょ、楽しみです。2015/10/03
jima
19
No2。ここまでテレビで見た。内藤新宿の呉服の磐栄屋の立ち退き問題。2018/09/20