内容説明
「なぜ戦うのか？」二人の答えは違っていた。豊かな国に生まれた内田は生きる意味を探して。貧しいタイから来た元ムエタイチャンピオンは生きるために―。東京・下北沢のジムで二人は出会った。強い心を持ちたいと願いながらも逃避を続ける内田。凶器のような肉体を酷使して母国の家族のために戦う元王者。相反する二人の友情を描く青春ノンフィクションの傑作。
目次
第１章 微笑みの国から来た戦う天使
第２章 居場所を探して
第３章 天使の都
第４章 「変わりたい自分」と「変われない自分」
第５章 夢みる力
著者等紹介
会津泰成［アイズヤスナリ］
１９７０年長野県生まれ。福岡放送アナウンサーを経て、『天使がくれた戦う心』で第十回ナンバースポーツノンフィクション新人賞を受賞し、デビュー。取材対象の心の奥にまで迫る熱い筆致が注目を集めている。現在はライターや放送作家としても活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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チャリラン
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作者の深い思いが伝わる作品。豊かな国、日本のキックボクサーと貧しいタイのムエタイ選手の内面、心、精神の違いをスポーツを通じて訴えている。それはスポーツだけでなくその境遇、国柄を如実に・・・、現実と向き合い国情や文化の違いを痛感させる。 後半は作者のレポート形式で文学性は、？？？かな。 登場人物が、心に傷を持った設定で、でも、そんななかにも心許せる仲間との関係が、心温まる・涙をそそるカナ？？ 全体的に男性向け、スポ根ストーリーに近いかな。 ★★★★☆ 2011/12/29
