祥伝社文庫
烏鷺―密命・飛鳥山黒白

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396333614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一年におよぶ大和・柳生逗留の骨休めに、金杉惣三郎一家は江戸郊外の別邸・菊屋敷へ。久々の安穏とした日々に、隣家「烏鷺荘」の老人が惣三郎を囲碁に誘う。だが、将軍吉宗お声がかりの桜の名所・飛鳥山で辻斬りが相次ぎ、公儀の威信を揺るがせる。剣者の宿命か、罪なき若武者の命を奪う敵に惣三郎の怒りが炸裂、吉宗公拝領の剛剣が唸る待望の十六弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの作品を次々と発表する。99年に初の時代小説『密命見参!寒月霞斬り』(祥伝社文庫)に挑戦、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描く。以来精力的に執筆、出版する作品シリーズことごとくが評判となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

103
第16巻目は、主人公と次女が江戸へと戻り、長男は一人で修行の旅へと。今回は江戸は中心で主人公の長女と火消しの鯉があり、さらには主人公が飛鳥山へ隠棲のような感じですがそれを許してくれません。やはり尾張徳川の手が、ということでいつもながらの強さを見せつけてくれました。2017/06/21

tengen

31
惣三郎と結衣は大和柳生から江戸への帰路に就いた。途中、無頼の輩に襲われる幕府御定番目付・跡部弦太郎の一行を助け、江戸まで同行することになる。無事に戻った惣三郎らは周りからの勧めもあり、旅の疲れを癒しに菊屋敷で過ごすことに。近辺で手練れの武士が殺害されるという事件が続く。過日のお礼にと跡部の遣いで久坂が菊屋敷を訪ねてきたが、その帰りに殺害される。怒りの惣三郎は囲碁さながらの駆け引きで犯人を炙り出す。☆清之助も大和柳生を立ち回国修行へ戻ることに。向かうは京を経て若狭へ、柳生から付けて来る影を意識しながら。2023/06/13

ともくん

30
柳生藩から、一年ぶりに江戸へ帰還した金杉惣三郎と結衣親子。 飛鳥山での連続する辻斬り。 巻き込まれる惣三郎。 だが、姉娘のみわと、昇平の祝言という嬉しいことも。 五十路を迎えた惣三郎は、休息の暇はない。 2024/04/21

ichi

21
【図書館本】ようやく惣三郎が帰京。旅の骨休めの為に菊屋敷へ行くが、やはり騒動が起こるのですねぇ。昇平とみわの婚約。惣三郎と結衣が帰京への帰路時に出会った弦太郎と結衣も今後いい仲へ発展の兆し。このシリーズの終結に向けいよいよ金杉家も落ち着き始めるのでしょうね。2014/12/21

藤枝梅安

21
惣三郎は結衣を伴い、柳生から東海道に出て江戸に向かった。箱根に差し掛かったところで、若い武家に浪人が襲い掛かる現場に居合わせることとなった惣三郎。ここで新たな事件に巻き込まれることになる。江戸に戻った惣三郎は一家で飛鳥山に静養に出かける。「菊屋敷」の異名を取る、かつてしのが暮らしていた屋敷の隣に老人が引っ越してきていた。この老人に囲碁に誘われる惣三郎だが・・・。昇平とみわは互いの気持ちを確かめ合い、夫婦になる約束をする。そんな慶事をはさみながらも、惣三郎の行くところに平安はない。2010/12/19

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