文春新書
ネアンデルタールと現代人―ヒトの500万年史

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600557
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0245

出版社内容情報

ネアンデルタール人はどこから来てどこに消えたか。我々ホモ・サピエンスの出自とは何か。最新成果をふまえてその謎をあかす!

内容説明

はたして、ネアンデルタール人は私たちの祖先なのか。彼らは一体どこから来て、どこへ消えたのか。せめぎあって来た諸説の検証から、彼らのたどった運命が明らかにされる。そしてホモ・サピエンス。かつて十七種もいたヒトの唯一の生き残り、つまり私たち現代人の出自とは?気鋭の科学ジャーナリストがドラマチックな発掘発見の歴史をなぞり、最新成果をふまえて、人類史の様々な謎を平易に解きあかす。人類誕生の時、ヒトはみな肌が黒かった。

目次

第1章 ネアンデルタール人の謎
第2章 現代人の出現とネアンデルタール
第3章 私たちは何ものか?
第4章 母なるアフリカを離れて―ヒト属とユーラシアへの拡散

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風見じじい

1
ネアンデルタールについて知りたいと思って手にしましたが、ちょっと期待外れでした。どのような人を対象にして書いた本なのでしょうか。チンパンジーをチンプと言ったり、MSA,PUPといった言葉が出てきて、専門家は普通に使っているのかもしれませんが、一般読者には解りにくいと思います。索引を付けてほしかったし、もっと図を増やした欲しかったと思います。2014/08/30

いもせやま

1
1999年刊行。著者は人類学を中心とした科学ジャーナリスト。まず最初にタイトルは詐欺であることに注意。ネアンデルタール【旧人】の件については全4章の内1・2章にしか触れておらず、「ヒトの500万年史」とあるが、「人類史」ではなく「考古学研究史」である。この本から人類の進化史について勉強を始めようという人には難しい一冊。ネアンデルタールと人類に争いは無く共存していたという事実、考古学者達の知られざる闘争、人類の「出アフリカ」の事実、アフリカ起源説の状況、祖先ホモ=エレクトスの重要性など興味深い話は多い。2014/07/30

mikky32

1
ヒトの進化に関する説は様々あって「真実」というものは未だなく、今後も新たな発掘がありうることを考えるとなんとも深く際限のない研究分野。それだけに興味をひきつけられる。人名や地名、学説名などがたくさん出すぎて難しく、アタマの中が整理できなかったけれど、三章から四章にかけての「ヒトはなぜ直立したか」「恐竜は絶滅していない」「樹上で覚えた二足歩行」「ヒトはなぜ猿人から分かれたか」など、これまでなんとなく聞いたことのあった知識との違いに目から鱗が落ちる内容が盛りだくさんで、本当に面白かった。2012/03/27

qwel21

1
現在人ホモ・サピエンスに至るヒト属の流れを一気読み。ネアンデルタール人を含む10種以上もいたとは驚きでした。2009/08/09

ないとう

0
「私たちは何者か?」という問いに対する具体的な答えとして歴史という手段がある。しかし、我々人類の明確な歴史は精々数千年程度。そこで、数少ない発掘物を手掛かりに人類500万年のルーツを辿るというなんともスケールの大きな話に胸が踊り、本書を手に取りました。これだけ昔の話となると何一つとして確実なことはないけれど、それでも興味深い話ばかりでした。後半は読みにくかったですが、一読の価値のある本だと思いました。2014/05/24

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