内容説明
吾妻橋―主君への忠義のため、惚れた女房を苦界に沈めた男。弁慶橋―殺害現場に居合わせながら、なぜその子は堅く口を閉ざすのか。蓬莱橋―「二年間待って」という約束を胸に、罪を肩代わりしながら懸命に待ち続ける女。古川橋―亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。人気急上昇、北町奉行所の橋廻り同心の人情裁きが冴えわたる好評シリーズ第五弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
16
義母の里絵さんが好き。平七郎に優しくて、時には本当の母以上に口出しもする。そんな里絵母さんに抵抗できない平七郎がかわいい。人に騙されたり傷つけられたり、悲しい話が続く中でホッと一息できる場面。2016/04/11
アニータ
1
橋廻り同心平七郎シリーズ第5弾。 あったかい、やさしい。平七郎と平七郎を慕う人たちとの関係がいい。それにしても定町廻りの二人、平七郎に相当嫉妬心を抱いているようですね。平七郎はまったく気にしていないようですが、何かあったのかな。2019/05/03
定年おやじ
1
5巻目、今回も平七郎の腕と人情裁きがさえていますが、おこうとの間は進みません。2019/03/15
純白天使
1
風が哭く…好きなストーリーです。2013/12/26
みいちゃん
1
お人よしの岩五が昔受けた恩に報いるべく忠義を尽くす。相手は、尽くしがいも無い放蕩息子で助けてくれるのは「いたちの儀蔵」。心意気のある盗人はカッコいい・・・と思っちゃいけないかな。平七郎の思いは今日も熱い。2013/06/17
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