内容説明
飛鳥、山の辺の道、葛城…今も残る万葉びとの息吹に触れる。
目次
序章 万葉びとの心、いまに息づく
第1章 奈良公園―万葉の旅の第一歩
第2章 佐保路・佐紀路―平城京を偲ぶ
第3章 大和三山―飛鳥のシンボル
第4章 甘橿丘―飛鳥を見渡す
第5章 浄御原宮跡―はるか、幻の都
第6章 山の辺の道―日本最古の道路
第7章 初瀬道―古の趣きを今も残す
第8章 多武峰・阿騎野―大和の奥座敷
第9章 二上・葛城・宇智野―花を求めて
第10章 生駒・平群・竜田―恋の歌を聞く
第11章 吉野―山と渓谷の離宮
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
27
国文学者による大和路紀行。奈良、飛鳥、生駒、葛城、吉野を歩きながら、舞台の古代史と万葉集を紹介する。歴史にしても歌にしても、今思うと有名ものばかりだが、万葉集の花を知るために初めて手に取った時、大和路というのは広くて見るべきものが沢山あるものなんだなあ、と認識を新たにしたものだ。白洲正子さんなどに比べれば紀行文としては、ありきたりだが、私にとっては大和路の旅の入門編だった。写真が文とマッチしていないという欠陥も(編集で挿入したのだろう)、かえって自分の目で見たい(撮りたい)という意欲を掻きたててくれた。 2017/03/16
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