内容説明
唐十郎は我が目を疑った。一文字に立てた辻斬りの刀身が、霊気のような青白い光を放ちはじめたのだ。しかも刀身の陰で、男の体が棒のように細くなり、ゆらゆらと揺れだした。まさに、それは妖気燃え立つ陽炎だった。大塩平八郎の残党を名乗る盗賊団による相次ぐ押込み強盗、その陰で連続する辻斬り…。小宮山流居合の達人・野晒唐十郎を戦慄させた陽炎の剣とは。
唐十郎は我が目を疑った。一文字に立てた辻斬りの刀身が、霊気のような青白い光を放ちはじめたのだ。しかも刀身の陰で、男の体が棒のように細くなり、ゆらゆらと揺れだした。まさに、それは妖気燃え立つ陽炎だった。大塩平八郎の残党を名乗る盗賊団による相次ぐ押込み強盗、その陰で連続する辻斬り…。小宮山流居合の達人・野晒唐十郎を戦慄させた陽炎の剣とは。