内容説明
私たちが今どんな状況にいるのか再確認するために。安易な日本礼賛も違うし、外国人の評価を気にしすぎるのも何か違う。そもそも、「日本」って何だろう?たしかに、学校で「日本史」は学ぶけれど、「日本精神史」は学んだことがありません。思想とは、精神の「柱」をつくるものです。現代を生きる私たちに役立つ、心を安定させるための知恵がたくさんつまっているのです。
目次
第1章 言葉と日本人(日本語の表現に込められた精神;言葉の力を信じる;日本語の消化力)
第2章 宗教と日本人(日本人の宗教観はどう育まれたか;日本人は無宗教?;原理主義という病)
第3章 西洋と日本人(明治維新で手に入れたものと失ったもの;アメリカへのあこがれと西洋コンプレックス;「日本」はどこにある?)
第4章 日本人の人生観(日本人に染みついた決めないスタイル;お金の思想と経営能力;人生のミッションを見つけよ)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職に。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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