内容説明
一九七一年、大学の卒業旅行で出会った男女七人がその後も折につけ集い、旧交を温めてきた。銀行員、厚生官僚、新聞記者、商社マン、高校教師、弁護士、メーカー勤務として社会に出た彼らは五十七年後、予想だにしなかった人生を振り返ることに―。2028年の日本を予測し、団塊の世代、彼らに関わるすべての人のゆく先を示す、予測小説のパイオニア堺屋太一の真骨頂!
著者等紹介
堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通産省入省。日本万国博覧会や沖縄海洋博を企画し実現した。在職中の75年『油断!』でデビュー。翌年発表した予測小説『団塊の世代』はミリオンセラーとなり、「団塊の世代」の語を世に送り出した。経済企画庁長官や内閣官房参与などを歴任。その一方で、歴史小説、予測小説、経済・文明評論など多岐にわたる分野で精力的に執筆。2019年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はかり
8
この前、堺屋の逝去を受け「団塊の後」を読んだが、この「団塊の秋」が出ているのを知り、早速読んでみた。大学の卒業旅行でアメリカに出かけた男女7人のその後の生き方をたどるもの。団塊の世代の人生は時代背景の影響を色濃く受けていることが良く分かる。2019/11/15
takao
1
ふむ2025/01/14
痛快、晴れ女!
0
予測小説ということで読んでみました。最後の最後で2025年と出てましたが、まんざら外れていない感じがしました。もう、家制度という言葉が死語に近くなりそうです。結婚話などの章もあって、団塊の世代の方の次の世代として、参考にさせていただきます。2023/03/30
aquilane
0
B2019/05/30