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内容説明
ケースでMBAの分析ツールの使い方を学ぶ
GE/ソニー/松下電工/TOTO/ブライダル産業/サイクルベースあさひ
表層的な数字・言葉遊びにだまされない!
リアルな現場感覚で戦略の背後にあるメカニズムを
分析する思考と手法
本書が注力した点のひとつが、戦略の背後にあるメカニズムにたどり着くために「分析的」であることである。多様なデータソースから多様なファクツを収集し、それらを組み合わせて、思考を幾重にも重ねて、背後のメカニズムを解明するための努力を惜しまなかった。
さらに、「リアル」であることにも注力した。分析的になることを意識すると、経営の現場で起こっている問題が視野の外に消えがちである。本書はそのようなことが起こらないように、あくまでもリアルであることを強調してつくられている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飯田健雄
39
この本は業界を知らなければ、市場戦略は描けないということを改めて思い知らされた。どの業界にもすっぱりと適合できる一般的経営戦略などないのだ。第三章のTOTOの競争戦略の分析が面白かった。パナソニックのアラウーノにTOTOが追随できない分析で、アラウーノを機会あれば、購入しようかなとも思ったりした。2017/12/28
sadabasasi
1
競合(TOTOのコアコンピタンス(品質へのこだわりなど)を逆手に取って、独自の製品を展開する事で、リーダーが同質化出来ない差別化をするチャレンジャー(パナソニック) 補完的生産者、完成品メーカーの顧客に、自らなる事で、お金と情報の好循環を生み出す(GE) 事業の括り方=投資単位となる事で、適切な投資配分が、なされず負け犬であるスマホやパソコンから撤退できなかったソニー など、ppm等各種フレームワークを基に各社の戦略を分析していく。 フレームワークを知っているから、使えるようになるための事例集だった2025/01/05
Ta Mu
0
経営戦略分析のフレームワークを用いて具体的な企業の戦略分析を行った書籍。理論的な側面は程よく、個別具体的な企業の経営戦略をリアルに描いているので初学者でも理解しやすく、読み進めやすい面白さがある。個人的にはサイクルベースあさひとTOTOの章が印象に残っており、既存プレイヤーに対して優位に立つための打ち手や、ニッチャーの登場に伴うコア・コンピタンスの再編成を迫られた企業のジレンマなど、日常生活では見えない企業の内面が垣間見えた。2024/11/03
RS
0
ストーリーとしての競争戦略を思い出させる。リアルな市場、競争、経営の実態を描き出した5つの戦略分析を味わえる。2023/05/27
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