出版社内容情報
安田登[ヤスダノボル]
著・文・その他
内容説明
なぜ、信長は強かったのか?古来、勇将・猛将と呼ばれた人には、人一倍恐怖心が強いという人が多くいました。織田信長も、とりわけ恐怖心が強かった一人ではないでしょうか。しかし、それでも彼はタフだった。そのタフさを作っていったひとつの技が「舞」でした。舞と謡によって信長は、死の恐怖を克服し、それを行動のエネルギーに変えていったのです。
目次
1章 信長が舞った「人間五十年」の舞の秘密―深い呼吸と声がストレスを力に変える(日本人は精神的に弱いのか;信長の強さの秘密;心に錨を下ろす)
2章 能のゆったりとした呼吸は「反復律動性」をつくる―高いパフォーマンスを引き出す「和」の呼吸法(「能」の呼吸法;白隠が伝えた呼吸法)
3章 能の発声は、深層の力を引き出す―不安や恐怖も吹き飛ばす「和」の発声法(声は無意識のブレーキを外す;能に伝わる声とリズムの力)
4章 能の動きから「和の呼吸法」を手に入れる―心身の最高パフォーマンスを引き出す(「心」に届く呼吸と声;「軸」を感じて立つ;不安をエネルギーに変える基本;ストレスを大きなエネルギーに変換)
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
1956年千葉県生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。日本で数少ない米国Rolf Institute公認ロルファーの一人(現在、ロルフィングの施術は行っていない)。高校時代、麻雀をきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在は、能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を東京を中心に全国各地で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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