内容説明
日常の悩みから宗教・生死の疑問まで何でもお答えします!
目次
第1部 新聞読者から寄せられた紙上問答編(お坊さんは坊主頭でなくてもいいんですか?;なぜお寺や僧侶に格の違いや階級差があるのですか?;悪いことをした人は死んだら地獄へ行くと言うのは本当ですか?;なぜ仏(仏像)には、いろんな種類があるのでしょうか?
子どもに宗教心を教えるのにはどうしたらいいでしょうか? ほか)
第2部 日々の問答編(嫁に来たのにうちの宗旨にならなくてもいいんですか(怒)!
死んだうちのおばあちゃん、どこへ行ったんでしょうか?
娘が霊媒体質なので、すぐに霊がとり憑いて…
お葬式って、やらなあかんのですか?
なんで正座しなきゃいけないんですか? ほか)
著者等紹介
釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年、大阪生まれ。龍谷大学大学院、大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。専門は宗教思想。浄土真宗本願寺派・如来寺住職。相愛大学人文学部教授。NPO法人リライフ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ビブリッサ
71
私、釈先生の“聞く姿勢”が好きです。「100分で名著」で伊集院さんが、現時点での理解や芸人の世界での例え話をなさっているときに、驚きや気づき・納得の表情が自然で真剣な印象。本著の中でも、投稿者の質問を受け止めて、自然体で答えてくださっています。分からないことは分からないと答えながらも「分からないので貴方と一緒に悩みたいと思います。」と真摯です。上手な死に方とは?の問いに、良寛和尚の【死ぬ時節には死ぬのがよろしく候】と語り、臨終の際【裏を見せ 表を見せて 散る紅葉】と詠まれたお話が、穏やかに心に残りました。2017/11/23
西
18
日本の仏教が、お釈迦様が唱えた初期仏教から大きく変わっていることを知ったとき、それってダメなんじゃないのと思っていたけど、今はこの大らかな日本的仏教が自分にはしっくりくるなと思える。釈さんの話は、法話を聞いているようで、内容が身近なことで、しかも押しつけがましくないのがすごくいい。法話を聞く機会ってなかなか無いのは残念だなと。お寺と檀家さんの関係も、今となってはなかなか良いものだなと思えてきた。仏教の教え、考え方は、知っておいて損がないと思う。2019/02/03
犬養三千代
8
釈徹宗さん。笑い飯の哲夫さんの本から繋がりました。以前に御堂会館でお話しを伺ったことも。この解りやすく解説された文章のほうが心に響きます。空になることにも執着してはいけない。他の本も読みたいし、仏教講座も受けたいな。2020/08/23
donky
4
常識的な解説、説明ですが奇をてらっていないのが好感です。ただ、知的好奇心は満足させない気がします。「仏教ではこう考えます」との大風呂敷は噴飯ではないかと思います。諸宗派の立場を超えて、「仏教」の考え方を伝えるのは無理ではないでしょうか。2016/10/01
なん
0
宗教研究者の観点からフェア&シェアの精神で読み解く日本仏教。相談者や異教徒に対して示される、相手を否定せず寄り添う姿勢と水平思考は読んでいて救われる。2024/05/08