内容説明
三石流健康で長生きの秘密とは?
目次
第1章 科学的な発想が健康をもたらす
第2章 からだと素直につき合えば病気にならない
第3章 スカベンジャーが活性酸素を撃退する
第4章 脳の使い方が健康を決める
第5章 メガビタミン主義のすすめ
第6章 健康医学者としての私
終章 人間に寿命はないか
著者等紹介
三石巌[ミツイシイワオ]
1901年、東京生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒。同大学院修了後、多くの大学で教鞭をとる。還暦を機に医学にも造詣を深め、分子生物学に基づいた「分子栄養学」を創設。健康とは細胞レベルからの自主管理にあると説いた「三石理論」の成果は高く評価されている。1997年1月、95歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みち
21
三石先生の本は初めて読みます。私が生物学の知識ゼロだったので、もの凄く面白かったです。もっと色々知りたくなりました。もともと、父の寿命を伸ばしたい思いから手に取りましたが、95歳でこの本を書かれて(まだまだお元気そうなのに)96歳で亡くなっておられたので、原因は何だったのか気になりました。著者自身が鉛中毒から糖尿にかかったり、血尿が出たり、胃潰瘍から吐血したりと経験しており、その体験を冷静に受け止め分析されているのには驚きます。哲学の造詣も深く、凄い方だと思いました。2019/03/20
ATS
12
★★☆筆者の該博な知識には驚きを禁じ得ない。非常に勉強になった。しかし、その他の著書と比べるとやや明快さに欠けるところがあったような気がする。筆者の本をはじめて読むのであれば、『医学常識はウソだらけ』が適当ではないかと思う。2017/03/28
T D
2
栄養が全身に行き渡りるようにビタミンとタンパク質は溢れるくらい摂取した方が良いということ。あとはサプリも活用して抗酸化物質を摂取。 そうすれば、不調や病気は改善できるだろう。2019/03/21
bittersweet symphony
2
三石巌(1901-1997)さんは本業は物理学者、子ども向けの著作もたくさんある方ですが、こちらは祥伝社黄金文庫からいくつか出ている同著者の分子栄養学啓蒙本の最新刊。 タイトルだけ見るとありきたりな健康HOW TO本にしか見えませんが、遺伝情報によるアミノ酸からのタンパク合成をコアにした体内の生化学現象に立脚したメカニズムを個人にカスタマイズして検証、それを健康に役立てると言う非常に敷居の高い内容になっています(既刊文庫と内容的には概ね重複している内容)。 2016/02/27
モル
0
アリストテレスの幸福論 ①楽しく満足して生きる形 ②責任ある市民として生きる形 ③哲学者、科学者として生きる形 病人は気の毒な存在だ。彼らはこの幸福の条件を満たすことが困難ではないのか。2024/07/06